オールドシネマパラダイス

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2014年16

「インターステラー」

監督のクリストファー・ノーランには、
「メメント」で映画の面白さと難解さを叩きつけられ、
「バットマン」シリーズでは、かっこよさを魅せつけられ、
「インセプション」では、監督の頭の中はどうなってるんだ?
と、深みにつれていってもらった。

そして本作は宇宙旅行と五次元の世界の体験。
凄いね。やっぱりノーラン監督は凄い❗

地球の寿命が尽きようとしている何十年後の世界と、
別の銀河を繋ぐワームホール、
ブラックホールの中で辿り着く五次元の世界。
描き方が素晴らしい。
理科をドロップアウトした自分でも分かりやすい。

さらに伏線と回収の妙
「幽霊」も、「STAY」も、「彼ら」も、
綺麗に繋がっていくときの気持ちよさ❕

加えてマット・デイモン!
キャストにあがっていないし、
まさかあんな役で登場とは!

主演マシュー・マコノヒーもさることながら、
10歳の娘役の子の可愛らしさ♥

約3時間の長尺でありながらも、
長さも疲労感も感じない。

さすがノーラン監督。

10点。
2014年15

「リーガルハイ・スペシャル」

楽しみにしていた、リーガルハイの復活❕
堺雅人の古美門研介がやはり素晴らしい。
あの顔。
眉が限界まで八の字に下がりきるだらしなさと、
時折見せる半沢直樹的なキリッとした顔。
そして流石としか言い様のない台詞回し。

そして相変わらず可愛いガッキー。
アッチョンブリケまでやってくれるなんて✨

本格ではライバル役のネギみたいな名前の
大森南朋も素晴らしい❗
あのやさぐれた感じ、彼ならではだろう。

蘭丸くんにも服部さんにも見せ場があり、
シリーズのファンなら楽しめるんじゃないかな。

さいごの古美門の「医は科学だ!」のくだり、
やられちゃうよね。
論点はズレたのかもしれないけど、
それが古美門の策略なのか、
作品としての落ち度なのかはわからない。

でも、序盤から中盤は九条弁護士に感情移入させられて、
ラストに古美門研介に納得させられる、
なんだかんだで、上手く面白い作品だね。

10点。
2014年14

「神さまの言うとおり」

大好きな三池崇史監督作品。
主演は福士蒼汰なんだけど、特に印象はない。
主人公補正で突然閃いたりするぐらい。
助演の女の子もルックスの平凡さも
相まってほとんど印象なし。

福士くんが薄いのも、助演女優が弱いのも、
神木隆之介がすごかったから。
ダーティなクセのある役どころなんだけど、
そのキャラクターと神木くんが全てをもっていった感じ。

ちょっと違うかもしれないけど、
「デスノート」を見て、マツケンのLが一番印象的、みたいな。

三池作品としては、もう少しエログロさが
あってもよかったんじゃないのかな。
股裂きはよかったね。
最近よく見る染谷将太があっさり退場なのはなかなかいい使い方。

ストーリーが理不尽な殺人に対して
謎を解きつつ進んでいくんだけど、
現代社会の理不尽さをかなり過激な描写で表現しているのかな?
原作がそうなのか、監督のアレンジなのか?

最後に神さま登場で、次回作に含みをもたせたのかな。
神木くん以外は大して残らない作品だったけど、
次も三池監督なら見に行っちゃうんだろうな…

大森南朋はなんだったんだろうか?

5点。