【日記】最近さぼりがち。 | 逆転裁判合同ブログ1号店

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逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。

 まぁ、いろいろあるんだ、おじさんも。

 映画を見たりとか。

■映画:「マレフィセント」

 ディズニーは実写になると駄目だなぁ・・・。

 というか、よくこの脚本にOK出したなw

 ディズニー映画「眠れる森の美女」の悪役、魔女マレフィセントにスポットを当てて描かれるリメイク作品。

 なんというか、ダークヒーローもんが流行ってたから、その路線やりたかったのかなぁ・・・。

 でも、これはあかん。

 あらすじをざっくり説明すると、男と女が痴話喧嘩の果てに女のほうが男の子供に呪いをかけて向こうの家庭を国家ごとめちゃくちゃにする、という話。

 橋田寿賀子ドラマかな?

 見たことある人なら分かると思うけど、本当に、こういう映画だからw

 いや、マレフィセントがステファン王に憤り復讐に至る過程は、すごく丁寧に描かれてて納得感あるんだけど、マレフィセントと同列で重要な人物である相手方、ステファン王のキャラクターがまったく見えてこないというか、完全スルー状態なのはなんで?

 そもそも、マレフィセントがステファン王を憎む原因となったシーンがあるんだけど、あれって、解釈のしようによっては、『ステファン王が妖精の世界との戦争を止めるために単独で起こした行動』とも読めるんだけど、そこの白黒をはっきりさせる描写が一切なく、いつの間にか「自分の利益のために昔の恋人を裏切ったクズ野郎」ってことで勝手に話が進むのがいけない。

 いや、明確にそこを描いてくれていればいいんだけど、そこなかったよね?

 実際、ステファン王は精神を病み、いわゆる暴君として国民を苦しめるようになるんだけど、その原因は明らかにマレフィセントだし、少なくとも俺の目には、ステファン王と王妃、そして王女オーロラも含め、一方的な被害者にしか見えなかったし、今もそう思ってる。

 まぁ、マレフィセントは悪役だから、両親を殺しておいてオーロラだけは自分の娘として、一緒に幸せに暮らすってのは、一つのグロテスクなエンディングとしてありだとは思うけど、それを「真実の愛」とか言ってハッピーエンドにされても、ちょっと脳みそが追いつかない。

 いや、この映画の存在そのものがグロテスクな愛憎映画です、という解釈をするならば、ディズニーというブランドをひっさげてそれをやってのけたという意味で、とてつもなくハイレベルな作品だとは思うけど。

 あ、もちろん皮肉だよ。

(KAY.Sak)