鉄球王エミリー―鉄球姫エミリー〈第5幕〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)/八薙 玉造
エミリーシリーズ遂に最終巻。
面白かった。文句なく。
今回は戦争での戦のシーンがメインなのですが、
ここがもう魅せる魅せる。
些細なことなどものともさせない、
作中のエミリーかのような圧倒的な文章のパワーにただ惹きこまれます。
敵との勢力差は歴然、しかも向こうには強大な力を持つ親玉もいるという
絶望的な状況の中だれも死なせない、必ず生きて帰るという
信念を貫き通し、戦場に赴き戦う騎士達の姿には
燃えずにいられぬわけがない。
そしてエミリーの打ち出した最大の「奇策」のシーンでは
挿絵との相乗効果も相まってテンション上がりまくりでした。
主人公のエミリーだけでなく、
脇を固めるキャラ達、そして敵にもしっかりとした「芯」があり
主要キャラでは誰一人として手を抜かれたキャラがいないのもすごく良かったです。
だからこそこれだけの濃密な読み応えが味わえるんだと思います。
面白さの濃縮された最終巻、そして間違いなく傑作なシリーズでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
んでもって、長いこと続けてきたこのラノベ感想なんですけども
最近はモチベーションがあんまし上がんなくなってきたんで
ここらで一区切りつけたいと思います。
もちろんのことラノベはこれからも読み続けるんで
まぁ、気が向いたらまたひょっこり再開するかもしれないですけど。
とりあえず今までありがとうございました。
これから先も皆さんに面白いラノベが出会いますように。
著者:秘密結社