雑記172:サービスも大事だけど、インフラ整備はもっと大事。 | 逆転裁判合同ブログ1号店

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逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。


●Amazon商品ページ;「マリオバスケ 3on3」

「マリオバスケ」は、そこそこ楽しめてます。。

あまり期待もしていなかったんですが、

それだけに、想像していた以上の出来に驚いてます。

任天堂のチェックが、よほど厳しかったのでしょうかね(笑)


スクエニでも、まともに作ればまともなもん作れるんじゃないのよ。

「ダージュ...」ん時は、よっぽど手ぇ抜いてたんだな。

この調子で「FF3」も頼んだぞ。


▼今日のミヤホン


ニンドリに掲載されている、宮本茂さんのインタビュー記事が上がってます。


◆スキャン画像


このインタビューで興味深いのは、ゲームを“村”と表現している点ですよね。

ゲームが複雑化しすぎて、ユーザーが次々と排除されている現状は、

まさに、入口の封鎖された村と同じようなものですよね。

村人の数を増やしても、入口を閉じてしまったら、

あとは衰退を待つだけですから。

村人の寿命が永遠ではないように、ファンの心にも寿命はあるわけで、

常に新しい村人を補充しなければ、村の発展は途中で終わってしまうことになるんですよね。

そして、村の入口を解放し続けるための方法論こそが、

シンプルで分かりやすいこと(=直感的であること)なのでしょうね。


そして、その「分かりやすさ」を、

ゲーム機本体のデザインから心がけたのが、「Wii」ということになるようです。

「分かりやすさ」が必要なのは、必ずしもソフトだけではないということですね。

これはまさに、マイクロソフトが学ぶべき点でしょうね。

Xbox360は、確かに魅力的なハードではあると思います。

Xbox Live!!などのオンラインサービスも、非常に充実していますし。

しかし、Xbox360に決定的に欠けているもの。

それが、「分かりやすさ」なんだと思います。

確かに、Xbox360のサービスの充実ぶりには感心させられますし、

業界ではトップレベルでしょう。

しかし、そのメリットをうまく消費者に伝えきれていない部分が多々見受けられますし、

インターネットそのものが、PCに触れない層にとっては敷居の高い代物だし、

機械に弱い女性などは、web=携帯電話となってしまうでしょうからね。

こういったサービスは、あまり手軽なものとは言えないのが現状なんですよね。

その中で、どんなに優秀なサービスを提供しても、なかなか伝わるものではないですよ。


どんなに品揃え豊富な百貨店でも、駐車場がなければ客足が遠のくように、

手軽さと利便性の追求こそが、なにより先に必要なことなんですよ。

消費者というのは、新鮮な食材の揃った駐車場のない百貨店より、

食材は新鮮じゃなくても、駐車場のある近所のスーパーのほうが足を運びやすい。

だから、あそこに行けば新鮮な食材が手に入ると分かっていても、

近所のスーパーでいいか、になってしまう。

Xbox360が成功しない理由のひとつが、なんとなく、この辺にあるような気がします。


もちろん、質の高いサービスを提供することも大切ですが、

なにより、サービスを利用してもらうためのインフラ整備こそが大切で、

そのインフラ整備に力を入れているのが、任天堂のWiiなんじゃないかと思います。

より良いサービスより、まずは手軽に扱ってもらえるものを目指すことで、

将来的な顧客の獲得を目指しているのではないでしょうかね。


(KAY.Sak)