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幼少期に実母が浮気相手と目の前で性行為 「ずっと見ていて自分にも…」あらゆる虐待を受けた女性が明かす“記憶”と“変化” 再会した母親からまさかの言葉

「子育て支援」と言われる制度やサービス、団体は多くありますが、“ママ育て支援”という取り組みは、あまり馴染みがないかもしれません。そんな“ママ育て支援”を行うNPO団体を大分市に住む女性が立ち上げました。なぜ彼女は活動を始めることになったのか――自身の子供時代につらい経験があったと赤裸々に語り始めました。

■息抜きできる環境を…NPO団体を設立

ことし4月、大分市の公民館で子育て中の母親が集まり、会話に花を咲かせていました。

「一番上の子は長男なんで、もう本当に羽の生えた虫なのかなって思うぐらい、すぐいなくなる」
「わかるわかる~」
「そうそう、どこにもいなくなっていて、本当、男の子育てるのって大変」
「洗濯しようと思ったら、ぶわ~って服のポケットから土が落ちてきた」
「靴なんて1か月もたないし」
「成人した男の子に言うけど、本当に男の子ってお母さんに感謝した方が良いよ」

子育ての悩みを母親同士で相談するサークル「ママのゆりかご」。子供たちの日常や夫のこと、生活のことなどを語り合う場です。

ママのゆりかごは、少しでも息抜きできる環境を届けようと、2017年に設立されたNPO団体。代表を務めているのは、3人の子供を育てるシングルマザーです。

代表
「元々、私も子育て中にいろいろな困りごとに直面しました。例えば、夕方家事で忙しいのに子供が黄昏泣きでなかなか泣き止まなかったとか、店のレジで並んでいる時に赤ちゃんが泣きだすとか。その体験談をほかのお母さんたちに話していたら、やっぱりそのお母さんも同じことを思っていた。そこで、いろいろ調べていたら『共同育児』というものにたどり着いて、同じ志を持った人たちと設立したのがきっかけです」

こうした活動を始めた背景には、代表の暗い経験がありました。

■お母さんに連れられ浮気相手とラブホテルに…

「私が幼少期の頃、あらゆる虐待を受けてきたんです。性的だったり、身体的とか、そういう虐待を全て受けてきている中で、自分が子供を産むまでは、母親をすごく恨んでいた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/705e530ced00c259ae3ad262723beca6dae9a42a?page=2

虐待を受けていると気づいたのは、物心ついた頃からでした。

「お母さんがラブホテルに浮気していた相手と行ってたんですけど、それに自分も一緒に行かされたんです。だから、それをずっと見ていた状況でした。そのお母さんの浮気相手は、自分にも性的なことをしたので、 なんか、この人ってなんなんだろうなと…。だから中学生になる頃には、気持ちがぐちゃぐちゃで、もうみんな死ねばいいのにと思っていました」

さらに虐待は続きます。

「お母さんが浮気していることを父親に言うと、もちろん夫婦喧嘩になる。その夫婦喧嘩がとりあえず落ち着くと、お母さんが私の部屋に上がってきて、胸ぐらをつかまれて、起こされて。 『私はなんかお前に迷惑かけてるんか』、『私が他の男とおったら何が迷惑なんか』みたいな感じで言われて、叩かれ、蹴られ…」


ママのゆりかご参加者:
「他の子育て支援サークルは、自分の子は自分で見ていないといけないという感じがあるんですけど、ここはいくら子供が泣いてもスタッフさんが『今ママと離れる時間だから任せて任せて』って言ってくれるので、安心してゆっくり時間を過ごすことができるんです。もちろん先輩ママとしてアドバイスもいただくけど、私が今頑張っていることや趣味の話を聞いてくださって、お友達感覚でもいられる場所です」

■虐待に苦しむ子供をなくしたい

ママのゆりかごではイベントや勉強会だけでなく、厳しい状況に置かれた母親の自宅に訪問して、支援することもあります。掃除・洗濯の経験が少ないため、家がゴミ屋敷のようになった母親、まったく料理ができなくてインスタント食品ばかり食べている母親。そんな母親でもママのゆりかごは、親身になってサポートし、少しずつ子育てのスキルを身につけてもらいます。まさに“ママ育て支援”です。


ママのゆりかごの設立から7年。世間で児童虐待のニュースが報じられるたびに、虐待に苦しんでいる子供がまだ多くいると代表は感じています。一方で、虐待なんて本当はしたくないのに、自分の衝動を抑えきれない母親も多く見てきました。“ママ育て支援”を広げていくためにはどうすればいいか、代表は今も悩み続けています。

「施設を作ろうと思えばかなりのお金が必要ですし、財源ももちろんないです。やはり、国や県が動いてくれないと難しいところはあります。でも、お母さんを支え、しっかり教育していかないと、将来私みたいにトラウマで苦しみ続ける子供がたくさん増えます。そうじゃない世の中を作りたいんです」