天龍プロジェクト第6弾 雑感その4
ちょっと日が経ってしまいました。
メインの感想はとにもかくにも、天龍の膝の具合が良くなってきているらしい…とそれに尽きました。
もちろん、以前のような動きは戻っていませんけど。
でも、まともに歩くことすらできていなかった頃に比べたら、かなりスムースに動いている。
次は、10月7日の 『仮面貴族FESTA』 があるけど、11月10日の 『天龍源一郎プロレス人生35周年記念興行』 に向けて、慎重に体調を整えていってほしい。
11月、楽しみです。
後、石井がやはり良かったなあ。
私にとっては、石井はいつまでも若手らしい弾けるような熱を感じさせる存在。
もうすっかり成長しておりますが、石井も折原と同じで、あの頃のままだと思わせてくれるものがある。
しょっぱなに竹田をリングから蹴落とすところは、昔にはなかった意地の悪さも感じさせてくれたけど、これも、竹田じゃ石井に敵わないさという目で見てるからそう思えるのだろうな。
末期WARで一番熱かった試合は、石井とIWAの山田の抗争 (と言うのかなあれも) だったと思う。
折原、安良岡、石井…
どうしてWARで熱い奴はみんな体が小さいのだろう…なんてことを思ったりもしたものです。
ヘビー級の選手に誰か一人でも、あんなガッツや、がむしゃらな闘争心のある選手がいてくれれば…。
なんて言い方も失礼かもしれませんが。
石井と言えば思い出すことの一つ。
リキプロに移ってからのこと。
保永が週刊ゴングのインタビューで、石井について言っていたことなんだけど、
「あいつは泣きごとを言わない。
どんなにつらくても弱音を吐かない。
だから気をつけて見ていてやらなくちゃいけない」
石井と保永、二人に対する気持ちで、涙が出そうになりました。
保永は若手レスラーに慕われていると書いてあったけど、そりゃそうだろうなあと納得したものです。
「文句を言わないのは言わない奴の責任」 とばかりに頑張る奴ほど便利に使って楽をする上司も多い中、こんな風に下の者の面倒を見る人がいるんだなあ。
そんな石井も本当に立派に育ちまして。
「新日で揉まれているだけあっていい試合をする」 とか言われると何となくムッとしてしまう、どうしてもWARにこだわっている化石の私(笑)
嵐は、今は天龍プロジェクトにしか参戦していないよね…?
他にも出ているのかな。
恥ずかしながら、ちょっと、情報がない…。
友人と言っていたのが、もしここにしか参戦していないとしたら、その割にコンディションずっと保ってるわけで、すごいよね、と。
あの体格だけでも、そこいらの若手レスラーなんて太刀打ちできない感じだけど(笑)
相変わらず圧倒的なパワーです。
最後のお客さんの送り出しの写真。
もちろん折原も。
いい興行だったなー。
11月も、あちこちから参戦がありそうだし、楽しみ。
引退した人も顔を見せに来てくれないだろうか。
天龍プロジェクト第6弾 雑感その3
辛口雑感②: 土方隆司、遠藤美月 VS TAJIRI、朱里 (ファンをリング下に待機させてのランバージャックマッチ)
私はハッスルが個人的にダメだった。
友人にDVDを借りたら素晴らしい試合も入っていたので、一度だけ観に行ったけど…
少なくともその日私が見たものは、「演劇的要素を多く盛り込んだプロレス」 と言うより、プロレスを盛り込んだ演劇。
他の試合がお笑い系だったりしたのはともかく、それなりに熱心に見ていたメインの試合も、クライマックスで 「え、まさか本気で見てたの!?こんなのフェイクに決まってんじゃん(笑)」 と言わんばかりの映像がスクリーンにどどーんと現れる演出。
ハッスルはアメリカのプロレスみたいなのをやろうとしているのだと聞いていたけど、全然違うとしか思えなかった。
アメプロは、アホくさい設定やストーリーがあっても、プロレスの試合自体にも価値を感じられたから。
だから、SMASHにも期待していなかった。
天龍が出ている興行でも、関西ならともかく、東京までは観に行く気になれなかった。
で、今回、わざわざSMASHを観に行かずとも田尻の試合を観れるので、ありがたいと思ったり。
しかしやはり、SMASHは今後も観に行かないだろうなと思うだけに終わってしまった。
土方が出れば田尻は下がって朱里を出し、遠藤が出れば田尻が出て朱里を下げる。
それは別にいい。
ミクストマッチなんてどうせ賑やかな茶々も売りなんだし、ミクストならではのグダグダも楽しみだ。
田尻のおふざけに硬派の土方がイラついたり戸惑ったりするのも、ある意味、ファンとしてはその後の展開を期待して楽しめる。
期待するというのは、ワクワクするというより、イライラするという意味。
観客を苛立たせるのは構わない。
田尻が土方をすかすと同時に客をすかして、フラストレーションをためてためて。
その後で田尻と土方が充分にやりあって、そのフラストレーションを爆発的に解消させてくれたらいい。
(遠藤と朱里は、朱里が弱すぎて闘いになりません)
ただ、田尻のおふざけは、しつこすぎるのだ。
余りにも何度も繰り返されて、イライラを通り越してウンザリして、試合を見ることに飽きてしまった。
やっと田尻と土方が絡んだかと思うと、また元に戻る。
またちょっとやり合って、ミスト。
はいはいミストミスト、このだれ切ったタイミングで出されても盛り上がらないけど。
そして花道に全員が出ていってそこでグダグダもつれ合って、和田レフェリーがカウントを取り始める。
もみ合いながらのんびり帰ってくる皆さん。
で、「トゥエンティ!」。
田尻もたぶん、ここでリングアウトにされるとは思っていなかっただろう。
びっくりした様子で和田レフェリーに 「この裁定でいいんですか!?」 と詰め寄っていた (笑顔は保っていましたが)。
あんたがダラダラやってるからでしょ…。
土方も遠藤も好きだから、彼らの試合があんな終わり方をしたのは悔しいし、不完全燃焼で 「これだけかよ!」 という気持ちにもなった。
でも、あの試合が終わったこと自体は別に惜しくなかった。
飽きていたから。
なぜランバージャックマッチなのに選手がリングに戻されなかったかと言うと、会場の構造のせい。
花道はリングと同じ高さにあって、選手はその花道の上。
リング下にいたファンたちがそこに上るのは、躊躇われますよね。
花道の奥は通路で、客も普通に通れるんだけど、そこまで行ったとしても、連れ戻すには花道を通るしかないしね。
レフェリーなりセコンドなりが客に呼びかけて誘導したら良かったのかな?
結局、試合中にリングしたに落ちたのは、わざと転がって行った田尻だけ。
なので、試合が終わり、土方や遠藤、和田レフェリーも引き上げた後、田尻が朱里に命じてリングから転がり落ちさせ、ファンにリング上に戻させるファンサービス。
ランバージャック要員は、最初にリングアナが呼びかけて15、6人集めてあったんだけど、田尻が更に呼びかけて倍くらいに増やしてたしね。
彼らに何もさせずに終わるわけにもいかなかったんだろう。
律儀と言えば律儀な田尻であった。
SMASHのブログとか読んだら、特に朱里は、ファンが待ち構える中に落ちるのが一番大事な使命だったようだし(笑)
しかし、朱里をリングに戻して、SMASHのファンはワイワイ盛り上がっていたけど、本当にあれで満足なんだろうか…。
友人は 「SMASHにも来てね」 という顔見せ的な試合だったんだろうと言う。
だから真剣な試合にはしなかったんだろうと。
そうなのかな。
SMASH、天龍プロジェクトと提携してくれてるからありがたいんだけど……
センスと言うか、プロデュースに、方向転換があるといいなと個人的には思う。
SMASHのファンがあれが好きなら、部外者である私は何も言う筋合いではないのですけどね。
天龍プロジェクト第6弾 雑感その2
基本的には、ネガティブなことはこのブログでは書かないでいようと思っていましたが、雑感として試合・興行の感想を書こうと思うと、出てしまいます。
辛口雑感①: THE KABUKI、金村キンタロー VS NOSAWA論外、藤田ミノル
タイで折原が見つけた、ザ・グレート・カブキの隠し子、ザ・カブキ…
「もう20年も会っていないからわからない」 と戸惑う父。
……あちこちで言われてますけど、
「それは、別れていただけで隠してはいなかったってことでは」
「公表したのだから、すでに 「隠し子」 ではなかろう」
とかね。
どうでもいいことですが(笑)
で、ザ・グレート・カブキが息子のセコンドについた。
正直、試合前のリング上での親子ダブルヌンチャクが一番盛り上がっていた。
(微妙に揃ってませんでしたが、そこまで揃える気もないらしい感じだった)
こういうストーリーそのものは別にいいのですけど…
あのザ・グレート・カブキの息子と言うことなら、もうちょっと強いといいんだけどな…。
金村はザ・カブキを引き立てる気でいたようだけど、ザ・カブキの方が充分に戦えてない。
トラースキックとアッパーは 「おっ」 と思ったけど、これもキャラとして使っているだけだろうし、こっちもそれがわかってるから注目してしまうだけかもしれない。
そして、たぶん得意技ってわけじゃないだろうから、単発で終わっている感じが。
それに、タイでキックボクシングをしていたらしいのに、お腹がたぷたぷ。
今後の改善に期待します。
芸達者な論外や金村がうまく試合を盛り上げてくれてたけど、ザ・カブキの印象はと訊かれたら、どう答えていいのかわからない。
他のブログでも、「とらえどころがない」 と書かれてしまっていた。
論外がザ・グレート・カブキにちょっかい出してやり合ってた時の方が客も沸いていた。
これじゃあなあ。
息子という肩書を借りただけのムタよりも、実子設定されて優遇されているのだから(笑)、どういうタイプのレスラーとして売るにしろ、もっともっと強くなって試合で目立ってほしいです。
しかし、今までザ・グレート・カブキをカブキと呼んでいたのに、これからは区別をつけるためにフルネームで呼ばねばならない。
めんどくさい(笑)
天龍プロジェクト第6弾 雑感その1
まとまりのある文を書こうと思うとなかなかブログを書けないので、適当に散文を。
8月21日の天龍プロジェクト第6弾。
今まで一番まとまりのある興行だったように思う。
百田光雄、 VS リッキー・フジ
THE KABUKI、金村キンタロー VS NOSAWA論外、藤田ミノル
土方隆司、遠藤美月 VS TAJIRI、朱里
折原昌夫、ブラック・タイガー VS 佐藤耕平、KAMIKAZE
天龍源一郎、嵐、石井智宏 VS 高木三四郎、竹田誠志、MENTARO(6人タッグ選手権)
単に私になじみのある名前が多かっただけかもしれないけど。
KAMIKAZEとか。
夢ファクも懐かしいな~。
団体ではないこともあって、どうしても 「寄せ集め」 感が拭えない時もあったけれど、今回はそれを感じなかった。
……これももしかしたら私が天龍プロジェクトを見続けているうちに慣れただけかもね。
個人的には、復帰した折原の試合を見ることが出来たのが一番嬉しかったかも。
一時はどうなる事かと思ったけれど、手術は上手く行った由。
まだまだ本調子とは行かないと本人も言うものの、ヒートアップした試合を見せてくれた。
スパイダーもやってくれた。
ただ、場外乱闘が多かったのは、むしろその方が首への負担が少ないからか…と思ったり。
あと、和田レフェリーがあっさりと相手チームに反則負けを宣告したのも、ちょっと。
折原&ブラック・タイガーVS佐藤耕平&KAMIKAZEというメンツで、股間蹴りくらいで反則を取るのは…?
確かに何度目かのことではあったけれど、折原たちだってお行儀のいい試合なんかしない。
あれで反則なら、パイプ椅子で脳天ぶったたくのはどうなのよ。
試合の後、折原がちょっと苦しそうに見えて、和田レフェリーが気遣っているようだったから、妙に勘ぐってしまう。
認定証を折原が破り捨てて、ノンタイトル戦になったのは、タイトルマッチをZERO1に持ち越すための演出だろうと言う意見もあったな。
それはどっちでもいいんだけど…。
ZERO1でタイトルマッチやるなら、関西に来てくれないかなー。
大阪、神戸、京都辺りなら見に行けるのに。
私はここ10年以上、まともにプロレスを追いかけていないので、現在の団体の事もレスラーの事も、わからないことだらけ。
ZERO1も一度も観に行ったことがない。
雑誌で見てはいるけれど、大谷がもう中年だと言う事実が不思議でならない。
でも折原は本人を目の前にしても、未だに若いころのイメージのまま。
昔のビデオとか見ると、見た目はかなり違う (当り前だが…)。
でも同じに見える。
何が変わろうと、芯に変わらないものがある、それも強烈にあるレスラーだからか。
あるいは、私が折原を昔から大好きだからなのかな。
World ProWrestling 世界のプロレス
試験前になると掃除がしたくなったというのは、懐かしい青春の思い出としてよく聞く話です。
私の場合、似たようなことがこの年齢になっても起こるようで、自宅で仕事をしていて煮詰ると、掃除がしたくなります。
おかげさまで、大掃除の時ですらほったらかしにしていた窓ガラスがピカピカになりました。
昨日は部屋の片づけもはかどりました。
しかしその最中に色々と、見てはいけないものを見てしまったりもするわけです。
念のため、今の全日じゃなくて、25年くらい前のですからね。
天龍革命の頃です。
毎週きちんと録画してました。
早いことDVDに移さなくては。
仕事もあることですから、これを見るのはグッと我慢しました。
しかし、その後また仕事を続けているうちに、友人から、ドラゲーのカミカゼがもう入場テーマに KAMIKAZE SOUL を使わないという情報が入り、がっかりしましてね。
まあ以前にも、軍団、じゃなくてユニットがどうなるのかとか話している際に思ったのですが、最近どうもやはり、私には理解できない価値観と規範で物事が動いているのだなと感じているのです。
そんなこともありまして、昨夜の私は、他のことも理由で疲れている自分に、とにかく環境に優しいプロレス (自分の精神的な環境に) を注入する必要があると判断したのです。
試合が始まる時の 「チャーン!」 というメロディも懐かしい。
Replay の時の 「チャーチャララ、チャララチャー」 というメロディも懐かしい。
あのエンディングのおかげで、「Eye of the Tiger」 は私にとっては、ボクシング映画ではなくプロレスのテーマソングです。
以下、興奮状態で1時間ほどツイッターで呟きまくった記録。
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自分では気づかない間に心が疲れていたのかもしれないので、栄養剤を服用。おお、初っぱなからリック・ルード&レイジング・ブル対ロックンロール・エキスプレス!
ロックンロール・エキスプレスの真似をして手首にバンダナを巻いていた痛い過去を思い出してしまった。
「こんにちは、ジョー・ペデシーノです」
リック・フレアー対ニキタ・コロフ! リック、嫌な奴だったなあ♪ サイコーだった!
ロックンロール・エキスプレス&ディック・マードック対ミッドナイト・エキスプレス&ビッグ・ババ!豪華だな~
「こんにちは、ジョー・ペデシーノです」 ブロディ研究大特集!そして、ブロディ対ブッチャー!
ゴリラスラム! キングコング・ニードロップ!エプロンの相手の顔面にブロディキックぶちかましてトップロープの上から足が出るってさすがでかいw
エル・サタニコ対ピラタ・モルガン~~~!!!因縁のカベジェラ戦!
どっちも、トペすげえ! 日本じゃここまでのは見れないね
友人が大好きだったミッドナイト・ロッカーズ。ロックンロール・エキスプレスよりピチピチしてますねw
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シェリーお姉さまが活躍しなかったのはちょっと不満。
この後ブリティッシュ・ブルドッグスが出てきて更に大興奮したところで、観戦を中断せねばならなくなったのは残念です。
1988年、ロックンロール・エキスプレスが全日に初来日した時は、そりゃもう嬉しかったですよ。
幸い西日本を周ってくれたので、友人と一緒に駆けつけました。
堺大浜相撲場だった。
開始前、当時まだデビューしたてで坊主頭だった小橋が、私らの後ろで友達と話してましたわ。
「来てくれてありがとうな」 って。
観戦中、私たちのすぐ近くに座っていた美人のお姉さんのところに、プロモーターらしきおじさんが来ました。
あの頃は、特に地方会場だと、その筋の方と思われるおじさんたちが隅に座ったりしてましたよね。
今は興行システムも変わっているのでしょうが。
さて、おじさんはお姉さんに、花束嬢をやってくれと頼んでおります。
現地調達なんて初めて見たわ。
お姉さんの答えは、
「リッキーに渡すんやったらやる」
私ならジョーさんに渡すのでも大喜びで引き受けたと思いますが (←この言い方も失礼)、美人は相手を選べるのだなと思ったものです。
お姉さんは首尾良くリッキーに豪華な花束を渡しておりました。
そしてリッキーはお姉さんの手を取り、甲に口づけするというキザなパフォーマンスをしてみせました。
きゃー。
ロックンロール・エキスプレスって、アイドル系タッグチームの先駆者だそうですね。
たくさんのフォロワーやイミテーションを生んだそうな。
今や2人とも50を過ぎましたが、セミリタイヤ状態ながら、結構リングには上がってるらしいです。
見たいような、見なくてもいいような。