信用取引
現金、株券を担保に、取引に参加するシステムを信用取引といいます。「カラ売り」「カラ買い」といい、少額の資金で売買できます。カラ買いの場合は金利を払います。信用取引は「仮需給」と呼ばれ株式市場の動向に大きな影響を与えます。また、信用取引は6ヶ月以内(信用期日)に決済する決まりがあります。
- 下降相場の初期段階では、株価が下がる割に買残が減少せず、株価下落が買残減少率に先行している間は、株価は底入れせず減少が続く。
- 株価が伸び悩んでいる中、売残だけが大きく減少し、買残が残った場合、株価先安要因となる。
- 下げ相場において、信用期日に向かい、 が50%前後減少したときが整理完了の目安で、やがて上昇に転じることが期待できる。
- 株価が下落する段階で売残 が早い場合、近い将来反対売買の買い戻しで、自立反発から上昇局面に転じることが期待できる。
- 株価上昇時の出来高 と比較して、 の が少ない場合、個人投資家より機関投資家、証券会社の自己売買が主といえる。
- 株価上昇時に出来高と信用残の が伴う場合、個人投資家が積極的に参加しているといえる。