逆日歩について…(Web引用)
逆日歩って??
逆日歩は「ぎゃくひぶ」と読みます。投資用語って読み方間違えやすいですよね??
売り建て(空売り)が増えすぎて株が不足した場合、追加でかかる費用。
信用取引ではお金や株を借りて取引をします。
借りているからには金利というものが発生します。
逆日歩というのは株不足になった場合、その金利とは別にかかります。
逆日歩発生メカニズム
信用取引において証券会社は、買い注文と売り注文を相殺します。
そして相殺できずに手元で処理できない部分を証券金融会社というところに申し込み、
証券金融会社は買いが上回っている時には現金を、
売りが上回っている時には株券を貸し出します。
(信用買いはお金を借りて取引し、信用売りは株券を借りて取引するため)
そして、売りが膨らんでいくと証券金融会社も手元で処理できなくなり足りない分は、
銀行や保険会社などの機関投資家などの大株主から調達(借りる)することになります。
借りる時に発生する費用が売り建てている投資家に負担として転化されたものを『逆日歩』という。
逆日歩の監視
①1株単位で1日ごとに発生する
②逆日歩が発生すると、それ以前から売り建てていた人も含めて全員にかかる
③逆日歩の計算は営業日ではなく暦日数で計算する。(土日なども全て1日として計算する)
④買い方は逆に逆日歩を貰うことが出来る
⑤発行株数の少ない小型株や浮動株の少ない銘柄などはすぐに株不足になってしまい逆日歩がつきやすい
⑥株が不足すればするほど逆日歩は高くなる
例)
A株を1,000株売り建てていたとします。
A株の売りが膨らみ1株当たり1円の逆日歩が発生したとします。
そうするとA株の1日当たりの逆日歩は
1円×1,000株=1,000円
逆日歩が1日1円/1株だったとして、10日たつと10,000円の負担増となります。
A株が10円下落してようやく相殺される状態で、大きな負担になります。
逆日歩が発生すると売り方の精神的負担は増えます。
余分な出費は抑えたいと思うのは人間の本性。
そこで空売りをしている投資家は、利益確定のため、買い戻しを始めます。
買い戻しが多くなる=買いが多くなるということで株価は上昇を始めます。
空売りが多くなったタイミングにもよりますが、株価が底をついた時点で
空売りをした人にとっては、株価の上昇は「上昇分の含み損」+「逆日歩」なので
多大な損害です。
しかし人間心理で「上がり続ける株はない」と思い、明日にはまた下降トレンドに戻るであろうと
プラス思考になりがちです。
その心理の裏をついて、踏み上げ相場が始まるのです。
株価は上昇し続ける、、、逆日歩も毎日発生する。
その銘柄がウェザーニュースやC4Tなどの銘柄になってくれればうれしいですね。
株の投資って・・・
上がりそうな株を買って、上がったところで売り、利益確定をするのが
自然の流れですよね??
なんで「売り」から入って、下がったところで「買い戻し」て利益確定できるの??
株式投資を始めたころは不思議で仕方ありませんでした。。。
順張り逆張りのバランスで相場が成り立っているのだと、ようやく気付いてきたのである。