若戸大橋・トンネルが2018年12月から無料化。

これを記念して(宙に浮いた分の…)若松区の飲食店のことをシリーズで書かせていただきます。


若戸大橋を渡り切ったところ、右手側のエリアにある『若松のれん街』。

わりとハードル高めの大人の雰囲気で、店頭にもネットにも情報がなく、なかなか どのお店にも入りづらいのではないかと思います。


私もどうしようかと迷って、ウロウロと徘徊。その一つ、一階にある魚料理『さくら』に入ってみました。
海に面した若松。それなら、やはり魚もウマかろうと期待。

ガラリと入ると、こぢんまりしたお店。カウンター席と奥に小さな座敷。


『いらっしゃい』と、ニヤリと渋い笑みを浮かべる大将。

先客に、ご夫婦っぽい仲の良さそうな お二人。焼魚や握り寿司などを食べていらっしゃいました。

『初めてよね』と大将。
『あははっ、初めてです!』と私。

飛込み客は、なかなかいないようで珍しがられました。

『ここは魚がおいしいですよ〜』と先客さん。


まずは瓶ビール、アサヒで乾杯。

◆お通し
少し甘めの醤油の軽い漬け。プリッとした弾力のある白身魚。うっ、早速ウマいです。


メニューは無し。最初にコチラを注文。

◆刺し盛り

ヒラス、鯛、イカ、サーモン、イワシ。

特にヒラスがプリプリっ!

噛むとジュワーと魚の旨味が滲み出します。

ビールがなくなり次第、芋焼酎の水割りに変更。


『次はなんにしようか?』と大将。焼魚か、煮魚か…。

焼魚よりも煮魚のほうが、お店によって味が違うので、煮魚はどうだろうかと思い、注文してみました。

◆煮魚
ブリかま。

うめえ!こりゃ、うめえ!

脂がのった フワッとやわらかい身に、ちょっと濃いめの甘辛醤油の味付け。火を通し過ぎない 絶妙な感じ。

ボリュームも結構ありましたが、ペロリといただき、酒もグイグイ進みました。


先客もお帰りになって大将と2人きり。そんなこともあって、少し身の上話など。

大将は元々、魚屋さんをされていて、ウマイ魚を出せるのは当然!と自信あり。予約をしたら、もっと色々してもらえそう。

この のれん街の管理も、オーナーからのご信頼で、任されるようになったそうです。その分、大変だそうですが。

(その他の話は、私自身のことも含めて、ディープなので割愛します。笑)


遅い時間帯になると、カラオケが始まることが多いとのこと。のれん街には、そういうお店がいくつかあるようです。


お会計をすると、4900円。ちょっと予定よりも飲み過ぎたかなと。

仮に内訳を想定すると、瓶ビール600円×1、焼酎水割り400円×4、お通し300円、刺し盛り1400円、煮魚1000円…といった感じでしょうか。


料理はシンプルですが、ここに魚を食べに来るために、若松に行くのもいいかなと、それぐらいにおいしかったお店。(実際、そういう方もいらっしゃるみたいです)

ご馳走さまでした。

【夜の洞海湾】