映画「国宝」が3週目に興行収入1位に躍り出たとか。これは、普通1週目に1位を狙い、そのあとどれだけ維持できるかが勝負…という世界では異例のことらしい。
本来は4時間越えだったのを無理やり切ったという話もあり、原作熟読している人には
「なぜこのカットが一瞬入ってる?原作読んでないとわからないよね」
と思えるシーンがいくつかあるそう。
私は原作落伍者で、今も読めてないのですが、数々エピソードも切られてるらしいですよね。もちろんエピ全部なんて収録してないでしょうが…。
ぜひ、ディレクターズカットを追っかけ上映して欲しい。もちろん、しばらくして落ち着いたらでよいので、2時間でインターミッション入れて。そしたら安心してビール飲めるひともたくさんおいでかと(笑)物販も見込めるぞ!
歌舞伎界ではこんなことあり得ないとか、たまにですが言ってる人いらして、ま、気持ちわかるけど、そりゃ広義のマウントってもので。
これは、ドキュメンタリーじゃなくて、ドラマだからこそ人を魅了してるのだと思うんだけど…。歌舞伎の素晴らしさを観たいなら歌舞伎観に行けばよい。
歌舞伎俳優じゃない人を起用したのだって、普通の俳優が退路断たれて死に物狂いで習得してるのが、そのまま主人公たちの演技に反映されてる、そこが狙いなのではないのかなあ。
そこで、(本職と比べて)足の運びがどうのとか、言ってもね…。知識にそれこそ足を取られてしまってる、細かいことにしか思えない。問題のレイヤーが違うよね。
正しいのは大切…特に伝統芸能では。でもそれだけが人を感動させるとは限らない。
何しろ、歌舞伎をほぼ知らない、観たことないという人たちが、死屍累々って感じで打ちのめされてるのだから。
なーんて、まさか同じ映画の記事を3回書くとは思わなかったわー。