「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ミュージカルというより没入系エンタメ | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。



2025年5月24日17時30分公演

四季会員の友人がチケット確保してくれて、行って参りました!1階上ではまだ「アナ雪」やってる。
宝塚と違ってロングランするのが四季方式…じゃないと版権買えないよね…。

映画を観たのは遥か昔だけど、まあ復習しなくてもわかるだろうと決め込んでいく私。
客席内は、舞台周りだけでなく壁面や天井にもピコピコ点灯する照明が施してあり(貼ってるのかな)、入ると同時に宇宙船気分が否応なしに盛り上がる仕掛け…。

ストーリーはハリウッド的←当たり前、かつSF憲法第1条みたいな「未来を変えてはならぬ」的にどうなの?もあるんだけど、楽しい。それは保証できます。

で、私が何より思ったのは、いま、人を楽しませるキーワードは「没入感」なんだなーと、しみじみ。いろんなところで使われてるこの言葉。teamLabしかり、ちょっとした展示会でも宣伝文句に使われてたり。スマホだって、周りが見えなくなって自転車で人を怪我させたり、電車降りそこなったりするのもプチ没入感でしょう。

この作品、別にミュージカルでなくても、四季じゃなくてもよい。仕掛けさえあれば。
特に2幕にはいろんな仕掛けが施してあって、客席(もちろん私含む)大喜びでした。エンタテインメントとして非常によろしいかと。

四季に明るくないので、出演者のことはほぼ語れないのですけど、「ドク」役の阿久津陽一郎さんはベテランで、以前はセンター張っていらした方とのこと。ある程度のキャリアになると四季を退団して新しい世界に行かれる方が多い中、頑張ってくれてて嬉しいと、友人が言っておりました。
あとは…特に女性陣なんだけど、四季の発声ってこんなだっけ?歌詞は聞きやすいけどメロディにのってるのかどうなのか…?それともこの時代のポップ(若干子どもっぽい)な雰囲気のためにそうしてたのかな?

というか、これは歌で話をすすめる「ミュージカル」なのかどうなのか?というもの(私見)なので、もはやそんなのどうでもいいか。
休憩入れて3時間、飽きないのは間違いなし。
これからの舞台芸術、こういう要素を求められるなら宝塚歌劇も考えねばねー…と思いつつ(←頼まれてません)、アフターの中華に向かいました。
もちろん私は、歌や演技の力を楽しむことも忘れたくないですけどね。