
2024年12月22日18時20分公演(第3部)
12月の歌舞伎予算オーバー…
なんですけど、どうしても観たくて😭つい買ってしまった。
もうこれは、仕方ないです。
【舞鶴雪月花】
鉄板の予習なしで行ったのですが、すぐに勘九郎と分かり、子役も輪郭でご子息だろうな、と。
(ちゃんと調べてから観ろよ、という話です、すみません💦次男の長三郎くんでした)
勘九郎はとにかく運動神経がいいというのが私の印象で、身体のすみずみまで使え、かつ制御できてるのが心地よい。
その雄弁な舞踊を見つつ、日本舞踊って演技と舞踊の完全ミックスなのかなーと思った。パントマイムまではいかないけど、仕草で語り、表現する。
バレエやロシア舞踊、リバーダンスなど…西洋の舞踊は「技術ありき」なとこがあるように思う。しかるに日本舞踊は…。
もちろん、体幹の強さや足拍子の綺麗さなど、技術が問われるのは当然なのだけど。
松虫の親子も可愛かったし、雪だるまは儚く笑わせる。勘九郎上手い!
【天守物語】
いかずにはおられなかった玉三郎さまの天守物語。
七之助の亀姫と並んであーだこーだとお話しなのを見ると、全くひけをとらない美貌というか若々しさで、ほんとに怪物だと思います。
立ち姿も惚れ惚れするほど。これが、ひとつの芸事に生涯を賭けて来た人なんだなあと…。
おそらく玉さま目当てと思いますが、外国のかたもかなり来ておられました。どう感じたかな、聞いてみたい。
なのですが!ここでのMVP(と、さきに観てた友人も言ってましたが)は、市川團子さまかと。
科白捌きも凛としたポーズも、抑制されつつ美しい若侍。堂々とした図書之助でした。ラストでは涙を光らせながらの熱演ぶり…。とてもよかったと思います。
こうやって、いろんな(一代前の)葛藤やら事件やら内包しつつも、歌舞伎は続いていくんだな…。
父上もさぞお喜びでしょうね。
歌舞伎のソロ活動は滅多にしないので、アフターないのがちょっと淋しかったけど、一年で一番長い夜の時期、一人家路を目指しました。