
(承前)
聞き違えてなければ1979年?くらいの話だと、みりおちゃんの導入アナウンス。
なんだけど、こりゃいったいほんとはいつの話なの?という(私の)疑問が最後まで拭えなかった…というのが正直なところ。
アメリカって、50年近くも前からパワハラだのセクハラだの、「働きかた改革」とかの概念があったのかな…?あったとしたら私の不明を恥じるばかりですけど。その「知識のなさ」でこの作品を楽しめなかった、という自業自得です。
ただ、日本はアメリカの情勢に敏感だし、そんな風潮があったのなら、もう少し早く伝わるのでは…という気もする。
もちろん、少し前の話を今に移して焼き直す、というのもよくある興行のかたちかと。
でもはっきり、スマホもSNSもなんにもない◯◯年の話、って言ってるしなー。ファッションも昔っぽいし。昔の話に今の概念を移植した、みたいに見えてしまう…私だけかもしれない。そしてそういう「年代と意識のごちゃ混ぜ」が特に気になるタチなのもある。
それとも「今から見た昔」の風刺なんだろうか?「何も変わっていない」とか?
いや、その割にはハッピーエンディングだし…。
そう、回収は、権力ある年長男性による大岡裁き。たいそう「古風」である。古式蒼然というべきか。
細かいこというと「9to5」と銘打つ割にはめちゃくちゃ働かせられてる、滅私奉公という描写も少ない。科白のみ。
いや、なんかすっごい文句言ってますね、すみません😭💦💦
信頼する友人によると、2回目はいろいろすっきりしてみられた、ということですので、複数回ご覧のかたの感想をぜひご覧に、という感じです。
とにかく、前記事の通り演者はとてもよかったし、転換目まぐるしい舞台装置や色使いはとても綺麗で楽しめた。
話は置いといて、贔屓の演技やそういう舞台周りを楽しむ、というのは大いにありだと思います。
もともと、宝塚ファンはそういう観賞法においてはこの世で一番鍛えられてますものね!
みりおさまやそらぴに再会でき、変わらぬ美しさ、スキルを確認できた…というのが収穫の舞台でありました。
(辛口どうぞ御容赦を)