
2024年8月4日14時公演
プログラムA
長々と書いても仕方がないので、前半でとくに印象的だった(私見です!)作品を。
🌟アウルフォールズ🌟
マリア・コチェトコワ&ダニール・シムキン
うーん、言いたいことがわかるようなわからないような…なんか、惜しい。コンテンポラリー作品は身体能力ありきなんだと痛感した。
大変たいへん申し訳ないが、コチェトコワのフィジカルアビリティがあと一歩高ければ…コンテダンサーとして…ですが、もう少し違うものに見えたような気もする。
シムキンは力押さえてた?それともそれなりのお年なのか…昔のようなケレン味がなくて、ほんの少し淋しかったな。
梟の滝って何?白鳥の湖へのアイロニー?
🌟ハロー🌟
菅井円加&アレクサンドル・トルシュ
ノイマイヤー先生にしては凡庸?とも思いましたが、それこそ二人の身体能力でがっつり飽きずに見られました。まどかちゃんのBプロドンキが楽しみ。
🌟マノン(出会いのパ・ドゥ・ドゥ)🌟
サラ・ラム&ウィリアム・ブレイスウェル
サラ・ラムは可憐のひとことで想定内でしたが、ブレイスウェルが非常によかった!ロイヤルっぽい正しさを感じました。抑制された中に華もあるし、これから贔屓にしようかと。
🌟ル・パルク🌟
オニール八菜&ジェルマン・ルーヴェ
私が多分アホなのだが、世評に高いこの作品、何度見たことかもはやわからないんだけど、良さがいまだに響かない…のはなぜ…?
これはもはや好みなんですね、きっと。
モーツァルトの音楽聞いて終わるの待つという感じです。全世界のバレエファンに謝りたい。
🌟チャイコフスキー・パ・ドゥ・ドゥ🌟
永久メイ&キム・キミン
安定の演目に安定のペア。
永久さんは本当に上手い。手が長く雄弁なところがとても好きです。脚の上げかたをもう少しスローにしてくれるとさらに…かな❣️いつまでも老けないタイプですね。
そして、キム・キミンですよ!技術的には一番喝采浴びていたかも。アジア人で初めてのマリインスキーバレエプリンシパルってのも当然としか思えず。なんで1週間前のバヤデールに「カンパニー都合」で来日中止になったのか…ほんとにわかりません。どうせ出るのなら、中止にした意味ある??
この作品は、この「バレエフェスティバル」で認知度を上げた名作だと思っています。音楽と振付に華がある!
【全体の演出について】
今回から、舞台両脇に大きなモニターが設置され、作品名とダンサー名が投射されるようになりました。これはめちゃありがたい!
プロローグで、マイヤベーアの戴冠行進曲バックにそれら全ては一度に映し出され、そしてその演出は当時斬新だったし、高揚感を滾らせる。ああ、この世界的なダンサーたちをここで一度に観られるんだ!と。
第三回から観てる私は、当時とっても感動したものです。このスタイルはずっと続けてほしい。
…でもね、すぐ忘れてしまうのよ。だからいちいちリマインドしてくれるのは、ほんと素敵。
できれば、作品名とダンサー名に加えて、振付家も付記してくれないかな?アンケートに書こうかしら。
それと、中国語とハングルがついてるのも優しい。ハングルはわかりませんが、中国語の当て字が面白くて、にまにましている私です😂
アフター・ザ・レイン→雨后
椿姫→茶花女
とか、今これくらいしか覚えてないけど😂
中国は、日本語のように外来語にあてるカタカナに相当する字を持たない。無理やり?漢字をあてるのですよね。何がなんでも自国の文化内に収めようとする。中華思想ここにあり、という気がします。
(②に続けます)