花組「Liefie」拝見!【プチネタばれ、辛口注意】 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。

2024年7月20日11時公演
 
ほのかちゃんを中心とした、いかにも別箱という感じの若手公演。
10時台だというのに暑いのなんのって…。
 
「Liefie」って、英語かと思っていました。leafの親戚かなーなんて(ほら、葉っぱだし、言葉を大切にする主人公…っていうあらすじもあったので)。完全な勘違いでしたね。
オランダ語で、英語でいうと「ダーリン」みたいな言葉なんだそうです。
 
花組期待の御曹司、ほのかちゃんの初東上作品です。
これからご覧になる方もたくさんおいでだと思いますが…すみません、ネタバレ少しだけ。
 
一番の印象。
ほのかちゃんの美貌はもう少しロイヤルか、ドラマティックなストーリーが似合う。日常じゃないんです。
技量はこの学年にして十分ですし、何の文句もありません。だからなーちょっと脚本ミスだよなー…。
 
なにも事件が起こらない。
ごく普通の街で、住んでいる暖かな人たちの目線が大切、という大前提だから「日常こそ大切」ということなのかもしれませんが…?
そして「言葉を大切に」「伝えること」というテーマ(だよね?)が何にオチるのか、すみません、私にはわからなかった。
いや、それが「リーフィー(愛しい人)」なの?えーと、それって…。
それはもはやその単語だけで充分伝達力があるではないですか。そういうことなのかな?違うよね?

ヒロインがフルーツバスケットで悲しい思いをするのは「居場所探し」なの?だったら解決の科白が欲しい。

ちょっとした笑いをとるところは、わりと好き。でも本筋と全くリンクしてないのが残念。
 
と、脚本に「?」が飛びまくりなのですが、以下ほのかちゃん以外の目立ったキャストとしては…
 
ゆきだいやくん。
素敵ですよね。でも私は不良みたいのよりもう少し麗しい役を観たいなーと思います。
とはいえ、周りにファン多い!人気あると実感します。
 
初音夢ちゃん
これは反則の上手さ。子どもと動物には勝てないって、あれですね。
彩みちるちゃんの若い頃を思い出しましたよーしっかり名前覚えました。
 
あとねー男役群舞に関しては、ダンスの花組なんだからさらに研鑽を望みます。もちろん、ダンサブルな「ドン」に取られて半分なのはわかって言っております。
そしてああ、デュエダンは…「れいはな」を思い出しちゃった。ごめんなさい。
 
久しぶりの辛口すみません。
でもほのかちゃんは本当に美しい。みりおちゃんの系譜を継ぐ人だと思います。彼女の良さを引き出す脚本を熱望します。