愛希れいか@大奥その4 ひそやかな退場と涙の回想 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


(最後の邂逅)


なんでだか火曜日はいつも用があってリアタイできない…。また、土曜日にようやく見ました。この辺から私、(迷子になってしまって)原作漫画を買っておりません。だから先行きも知らない。


高貴な人の薨去はしばらく秘められるのが慣例だったというが、胤篤(後の天璋院)も「とうに此の世におられません」となってから妻の死を知らされる。当然、子の死も。むごい。

表向きのことに、御台所たる彼は関与できないのだ…。


なんと、もう画面にちゃぴは出てこないの?と一瞬愕然としたけれど、そのあと回想がありました。

蛍を夫と眺めながら、幸せだ、と語る家定。

35歳くらいであの世に去ってしまう家定、いい評判もほとんどない。でも脚本家はこんなフィクションを与えた。


いやしかし、この回は福士蒼汰くんの独壇場でしたね。家定を失った悲しみと激昂にこちらまで涙ぐんだ。


家定は、列強が女の力を活用していないことを「これが勝ち目だと思うておる。女にも優れたものはいる。それを登用すれば倍の人数を活用できる」と、至極もっとも、しかし男性には容易に肯じえない(らしいですよ?)見解を述べる。

…それこそが、赤面疱瘡の災難に遭遇し女を登用した時期を経た、日本のアドバンテージであると。

もう、ジェンダー論全開ですね。素晴らしい「解」の付け方です。

そしてこの解に辿り着いたのは、唯一無二の伴侶である胤篤あったればのことである、と。

別に男と女は、ことをなすのに競争相手なんかではないのである。


その胤篤は瀧山の諌めと家茂の「父上」という呼び掛けに我を取り戻し、落飾して天璋院となり江戸城にとどまる…見た目は落飾してないんだけどねwww


家茂は、皇女和宮を正室に迎えるひと。志田彩良ちゃん、宮﨑あおいちゃんタイプ…NHK顔ってあるのかなあ。

あおいちゃんは大河ドラマ「篤姫」で天璋院その人を演じたひとです。勝手に懐かしく拝見しました。

(有吉佐和子の「和宮様御留」面白く読んだなー)


さて、ちゃぴはもう出てこない大奥。ちょっと淋しいけれど続きは見るつもりです。ワルモノ徳川慶喜も見たいしねwww