愛希れいか@大奥その3 泣きました! | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


リアタイできなかったので、ようやく土曜日になって視聴。
いやもう、誰もいないので人目憚らず(ねこはいますが)泣きました。

古川くんの舞台役者らしい大きな演技や、福士くんの美々しい御台所っぷり、それはそれは見ごたえあり…。

それに加えて、家定と正弘の信頼関係に泣かずにはいられないです。
誰だよ、女同士に友情とかないって言ってるの。今すぐここに出てきなさい(笑)。男どもばかりではなく、それにのっかる女もいるけど。

大きな「こころざし」を同じくすれば、女同士だって友情は育まれます。そんな機会から閉め出されてただけの話。こんなとこまで個々の男が悪いとは思いませんが、社会構造の問題です。
小さいところに閉じ込められて目先の情報しか与えられなかったら、細かな意地悪とか発生するでしょうよ。未来に希望がないんだもの。

男たちだって、こころざし違い…っていうか、敵になった相手にどんな陰険な手を使うことか。それを知らないで、自分も女なのに「女同士だから難しい」とか、ほんと、しょうもない。人間同士だから、難しいんです。
知らないことはしかたないけど、せめて沈黙していてほしいわ。

…というジェンダー論から離れて、瀧山(古川くん)は正弘(瀧内さん)と家定(ちゃぴ)どっちが好きなのかな?とか、井伊直弼役の方(津田なんとかさん)渋いっ!とか、徳川慶喜サイテーな感じとか、とにかく面白くて仕方のない「大奥」です。

NHKが素晴らしいのは「歴史に残す」という気概を感じるところかな。そりゃ、民放にはできないしそれを責めるつもりなど毛頭ありません。
映像として後世に残す。遺産として、記録として。それが、私たちからお金を取ってることから生じる、NHKの義務なのだと思う。