雪組全国ツアー「愛短」「JDP」拝見! | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


☝️うーんなんとも撮り甲斐のない装置…。

☝️こちらの方がまだ!

2023年9月2日15時30分公演@神奈川県民ホール

「愛するには短すぎる」…星ちえちゃんのも月まさおくんのもリアルで観ました。話はよく覚えてなかったのですが…確か船の上での話…?最後どうだったっけ?もはや予習もせず拝見。
あーでも!ねね姫がすごく綺麗で衝撃だったのは覚えてる。

ホテルとか列車、船という閉ざされた空間でのストーリーって、よくありますよね。ミステリーはお得意設定だし、限られた人間関係での葛藤、変化というのは物語にしやすいのだと思います。
そしてそこは正塚先生…なんというか、男性の勝手なるロマンス、ってのが満載でした。
まあそれでも私は柴田芝居よりはまだ好きなのですけど。正塚先生は「男ってこんなもんなのよ」っていう自嘲が感じられるので…。
翻って、柴田先生は偉そう。でも男が威張っていた時代ですから仕方ないかなとも思う。みな、時代の子。そしてそれ(男性が頼り甲斐があった時代?)を懐かしんでる女性もいるのでしょうから。

以下印象順に。

①咲ちゃん、立派なトップになった…。とにかく見映えがするし、全国どこに行っても「この人がトップスターね!」って皆思うと思います。
私、彼女はオールバック+ほつれた前髪、ってのが似合うと思うのだが、あまりしないよね?

②この作品はまた、一目で「この方がヒロイン!」「こ、これぞファムファタル!」ってわからないと、1ミクロンも説得力なし。
だからこそ、最近では「ねね→ちゃぴ→ゆめしろさん」なんですよね。今他の組には、これできる娘①いません。あねご過ぎたり、おへちゃだったり地味だったりしますもの。
夢白クラウディアの華、凄かったです。もはや、マリーアントワネットが楽しみになってきました。ロイヤル感溢れる彼女、どんなに似合うだろう…。

③若いかせきょーが、だれよりも一番「昭和」に見えたのは何故…?あのーあまりに古めかしくないか…?(メイクはわざとなのかな?)
もはや立派に4番目なんだけど、今からこんなでいいのか、少しだけ不安になりました…。

④夢白、音彩、妃華、有栖…みんな可愛いっ!雪組、実はかわいこちゃん組か?いろんな娘役思い浮かべて密かに確信…。

⑤脚本は全く男の勝手な夢、妄想。なに不自由ない生活を手に入れてときどき「あの、夢のひとは今はどうしているのだろう…一番愛していた…」なんつって書斎で想いを巡らすのですよね。
ま、それも含めて、笑い誘うせりふ一杯だし、ぼけっとした好い人咲ちゃんと、相変わらずやる気満々のあーさの掛け合いも、いかにも宝塚って感じ。
素敵なショーも含めて、全国ツアー向けだと思いました。
藤井さんはすでに本公演のときから、全国ツアー向けに作ってたのだな。

⑥あーさはほんとに綺麗ね…きっと全国の少女たちの心を奪いまくって帰って来るに違いない。出だしの歌の、柔らかい歌い方が好きすぎる。
あーいつもこんな感じで歌って欲しいな。デュエットでも柔らかく歌ってね。声はり過ぎると堅さがでてしまうので…。

⑦タイトルの意味…4日間では短かったのかな?でも幼馴染みという、ナンシーにも奪えない強みもあるのに…。やはりそれ以降の長い20年を覆すには足りないのか…。
それでも、男の永遠の夢となるには4日間で充分なのかもしれない。いや、短かったからこその夢の女?

客席降りもあって、みんなフィーバーしてました!
よい全国ツアーになることを祈ります。雪組のみなさま、身体に気をつけてね!