
2023年1月29日15時30分公演
生まれて初めて友の会でSSが当たり、わくわくして劇場へ。SSの中では後ろですけどド・センター。
ゼロ番に立つスターさんがいつも自分を見てくれてるような勘違い多発で、格別のものがありますよね!
やっとやっとの初見なんですけど、実は配信で新人公演は見ていました。
配信は自宅なのでつい気が散ってしまう私ですけどこの配信は引き付けられてじっくり見られた。なのでストーリーも頭に入っており「2回目、より楽しい」の法則で、よかったです。
お話は、ハーレクインロマンス(若い方はご存じないかな?)だなーと思いましたが、プチ金色の砂漠という感じもして、楽しめました!
敵の国が3つあって、モンゴルなんかは最初しか出てこない(ルスダンを女王にする役目なんですね)し、1回目はちょっと混乱しますけど、まあ大丈夫。
わりと幕があいてからすぐの、ことちゃんあかちゃんくらっちの歌なんて素晴らしくて、ひゃーいつの間にこんなに歌うまくなっちゃったの星組!って思いました。ありちゃんも来たし。
やはりトップスターの影響力ってすごいのねー。
先々代トップもシンガーである北翔さんでしたけど、やはり3作という任期ではそこまで浸透しないのかな?
ま、前述の「ことあかくらっちあり」は、ほとんど異動組ですけどそんなこと言ったら、今どの組のセンター付近とて異動者多い。こうやって組の均衡を図っているのだなと思います。
冒頭で「あなたが大嫌い」と義理の姉に悪態をつくルスダンが、時を経て
「あなた(ディミトリ)が敵だろうと味方だろうと、どこにいようと、一緒にいられなくても、どこかで生きていてくれればそれでいいの」(大意)
と語るくだりが、一番心に刺さりました。伏線が利いていますね。
ここは、役者の芝居心の見せどころ!いろんな人の解釈でその人なりの科白で聞いてみたいと思わせる。泣きながら語るのか、しみじみと心情的吐露するのか…。
舞空さん演じるルスダンはさすがの女王でほぼ出ずっぱりですが、そのあおりくらったか他の娘役の出番がほぼない(😭)。リラの三人娘に小桜さん、うたちずちゃん、るりはなちゃんなんてめちゃくちゃもったいないですよねー別箱の娘①張れるくらいの人たちなのに…原作ものはそういうこと多いけど…。
そしてことちゃんは身分的なものでしょうが、受けの芝居に徹してました。誠実そうな演技を的確にものにしてると思った…もちろん歌にはなんの文句のつけようもない。ブレなく正しく響きわたる。
が、話が進むに連れ、これ別にことちゃんじゃなくてもいいよね…という気持ちがヒシヒシと押し寄せて来ました。
なんというか、彼女の実力を全開にして見せつけるってほどの構成では、ないんだな。
それにはやはり1789を待たないといけないのでしょうか。あるいは別箱の赤黒?
あかちゃんは低音ヴォイス素晴らしく、花組に帰っちゃうのねーとしみじみしましたし、せおっちはいつもの(やや)力入った芝居でしたが、何しろ役てきに美味し過ぎるのでいろんなものが帳消し。ずるいぞー(笑)
あと、ひそかにご贔屓の極美くんのキラキラが少し控えめだったのが気になりました。奴隷だからかな。そこまで制御できてるならたいしたものですが…。それにしても、女王が知らない間にその寝室に奴隷が忍び込めるなんて、セキュリティ甘過ぎ。
ま、ハーレクインだからね。
あと一回見られるので、また違う印象が持てるのか楽しみです。
話題のショー「ジャガビ」はまた別記事に…。