
2020年11月23日16時30分公演
(アプローズタワーのクリスマスツリー❣️美しい)
アナスタシアを観てから、バタバタと梅田に移動して、星組「エル・アルコン一鷹一」にハシゴ。
梅芸はサパ以来です。
みなさまの賛辞の声ばかりを聞いていたので、楽しみだなーと思いつつ…。
この作品は、瞳子さん時代に2回ほど観劇しました。確か本公演だったのでは?
宝塚に珍しい黒ヒーローだと話題になってた…瞳子さんも陽性なイメージのひとではなかったし。
さて私、開幕して30分頃から「?あれれ?こんな作品だったっけ?」と疑問符が点灯し始めました。瞳子さんの代表作っぽくもいわれるような評判作…でしたよね?
ストーリーは、いかにも原作漫画をダイジェストしたという感じで、これはもうこういう作品の宿命かな…。
そもそも、イングランド対スペインの壮大な制海権闘争を描くには予算が少なすぎるのでは、という疑念を拭いきれず。
演出手法もひと昔前のティピカル宝塚で、幕前芝居の多さ、ピンスポで語られて進むストーリー、意味があるのかないのか分からない悪ふざけ…。
ピンスポ芝居は、かのnotorious作品「邪馬台国」を思い出させた。あの、花組ファン激怒の作品は、単なる古典派だっただけなのね😓
現代のエンタメとして入念に練られている「アナスタシア」…からハシゴしたのが余計にそう思わせたのか、あまりの2作の違いに呆気にとられてしまいました。
いえ逆に、宝塚歌劇団のふり幅の広さ、消化力の高さを再認識した、と言ってもよいです。
ま、予算も違えば、全国のホール全てに使える最大公約数仕様の装置だし。
何より時代が違う。
ことちゃんはニンでないのにめちゃめちゃ頑張ってましたし、愛ちゃんは「定番愛ちゃん」にはないロイヤル感を漂わせて(凄く痩せましたよね!)素晴らしい見映え。ホープ天飛華音くんが大物の片鱗見せてたのも嬉しかった。星組は本当に変貌している。
そんな星組子ちゃんたちには何の文句もなく。
ただ私には、もはや昔の作品を何度もリピートする胆力はないなーと痛感する公演でした…。
トホホな感想すみません。