
2020年2月3日13時公演
3週間ぶり?に見る雪組さんたちは、コーラスがぶ厚くなり、お芝居がとても細かくなってました。やはり初日近くは「段取り追われ」な感じが少しありますよね。
みちるちゃんや翔くんあたりは初めから出来上がってる感じがして、そんなに変わらないときも多いんだけど…。
改めて思ったのですけど、私、この話に全く共感できない(笑)←いまさら😅
なんで小池先生ったら、この話やろうと思ったのかなーと素朴に疑問…。「ここに望海風斗がいたから、そこに雪組があったから」なんでしょうか。女ばっかの劇団にわざわざなぜ(笑)
ほんと、女性ばかりで2時間15分ギャングの話上演するって、凄いとしかいいようがないかと。
世界のどこにこんなカンパニーあるっての。
もちろん、シーンを切り取ってみると、やれあーさが綺麗で凄いだの、あやなちゃんのお芝居がよくなってるだの、きーちゃんの歌が上手すぎるだの、あすくん流石すぎるだろうだの、まなはるおめでとうだの(違)だの、とにかくスーツプレイ素敵とか、いろいろ見所満載で幸せですとも。
皆様絶賛の1幕ラストは絵のようで映画のようで、陶酔という表現が相応しい。
初見ではピンとこなかった、一同の「アメリカへの憧憬と恨み…つまりは片思い」も、あちこち散りばめられてるのがわかってきた。
のぞみさんが歌う「空白の人生」が、私の思う「どこか納得できない想い」そのものなのかも、と今日は思い至った。
…なんですけど、なんだろうこの…カタルシスのちょっとした不足は…。
結局私は、「物語として」納得したいのかな?と思う。
多分、私はのぞみさんの技量に感服しすぎていて、それをあますところなく使える完成された物語、楽曲を望んでいる。
そう、あまりに高望みで、見果てぬ夢を見ているんだ。
限られた主演の期間を、完成され評価の定まった、後世に残る作品で満たしてほしいと、思ってしまってるのかもしれない。
そんなの、無理なのに…絶対に。
彼女…望海風斗というアーティストを知ってしまったから、「人を見る」という宝塚本来の(?)楽しみ方では満足できなくなってしまった…のかな。
それは我ながら全く大きな誤謬で、彼女は宝塚でだからこそ咲いた花だというのに。他のフレームの舞台で、彼女はこんな風に結実できたろうか?
何より、彼女自身がこんなに宝塚を愛しているというのに?
大きすぎる矛盾。
だから私の高望みは行き場を喪失する。
あした…明日はなにが起こるだろうか。
なにが起ころうともそれは明日の領分。
明日はあしたに任せよう。
雪組のみなさま、お疲れさまでした。
ヒメさん仰せの通り、雪組は一番素敵な組です(私のなかで)。
どうぞつかの間の休養を…。
東京で、お待ちしています。