芝居の月組、エリザ初見。 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。

 

2018年11月3日15時30分公演(ルドルフ風間柚乃、エルマー暁千星)
 
月組と縁が薄くなってしまったこともあり、東京中日にしてようやく初見です。
大変思うところ多い公演だったので、一度には書けないかも・・・。
 
幕間に席を立ったときには「歌詞はクリアにわかるけど音楽として響いてこないなー」という思いだったのですが、二幕目はよかった。
二幕はドラマがあるから芝居の月組の力量がわかるし、誤解を恐れずに言うと風間柚乃さんの力が大きかったような気がします。この学年にして存在の大きさには、今後彼女がどうなるのか予見できず、ただ楽しみに見守るしかないという感じ。一番好きなのはお芝居だということですから、早めの主演とそれにふさわしい作品をぜひお願いしたいです。
 
歌詞がわかる歌、それがメロディアスだというのはまた別なのだと改めて思いました。音程をきちんとなぞり、科白として明瞭に発音するのと、音楽性豊かな歌は全く違う。お芝居としてはそれぞれがとても練れていて面白かったけれど、楽曲が輪郭をもって響いてこなかった・・・残念ながら。
特に「ミルク」。良席で見せてもらったのに、あの、普通にある楽曲の迫力はどうしたの?
うーんこれは・・・私はたまきちをとても好きだけれど、中央付近の求心力なのかもしれないな。娘①はいたしかたないことながらもう自分の大団円に入っているし、2番手は何か思うところがあるのかもしれない(とまで思っちゃった)。
 
これまでのエリザとの比較とか、今回の月組の舞台の作り方とか、そんなことを超えても非常に魅力のある作品なので、破綻はありません。むしろ脇は達者な人が(他の組より)多くて、月ファンには十分な出来でしょう。
ちょっと考えがまとまらないので本日はこれにて。
 
ああでも今日一番うれしかったのは輝生かなでさんのポワントワークかな?足の甲の撓りがとてもきれいで、きちんとしたバレエ教育を受けた人なのだと思えました。