2月13日、桜墨OG会会員5名で、国立新美術館で開催の2つの書道展を鑑賞いたしました。

そのうちの「第50回 あきつ会書道展」は、古典かなの書展で、二人の会員の方が出品されました。



保坂雅代さんは、
新古今和歌集の西行法師のうたで、岩の間の氷が解け出して春の訪れを感じる様子をうたったもの。


吉田悠子さんは、
万葉集の大伴家持のうたで、白い馬酔木の花が咲き誇っている様子をうたったもの。


2作品とも、潤滑の変化が鮮やかで、また春の優しい光に包まれているようなそんな雰囲気の作品でした。
この日はあいにくの強風で寒い一日でしたが、作品から春を感じ取ることができました。

このお若いお二人の更なるご活躍を期待しますとともに、今後の作品も楽しみにしております。(堀江記)

同じく国立新美術館で開催の
東京書作展 選抜作家展2025では、堀江加代(葉彩)さんが出品されました。


今回の作品は縦240cm、横90cmの大作で、題名は谷川俊太郎さんの詩で「ありがとう」でした。
真ん中にありがとうと大きく書かれ左右の周りに、空、花、母にありがとうの詩が絶妙なバランスで書かれていて、温かみのある作風が感じられました。



堀江さん自身も今現在がありがとうという気持ちでいっぱいの心境です。と語られていました。

そんなお気持ちの出た作品でした。(長瀬記)