【東京書作展  選抜作家展 2024 鑑賞会】

選抜作家展が2月7日〜18日まで国立新美術館で開催されました。
OG会会員の堀江葉彩(加代)様の作品を、2月9日にOG会会員4名で拝見させていただきました。

堀江様ご長男様のお勧めで選ばれたという、谷川俊太郎氏の春の訪れが待ち遠しい季節にぴったりの「春に」という詩を漢字かなまじり文(調和体)で表現されたお作品でした。

「この気持ちはなんだろう」という主題のフレーズが何度も繰り返されているところをそれぞれ字の大きさや字体を変えられ、段落を分け、いかに変化をつけて表現されるかを工夫されたとお話を伺いました。

制作過程では、淡墨や滲みの色味も、この詞の雰囲気に合うように意識され、横ものでまとめることにも苦労されたそうですが、全体的に歌詞を追いながら、リズミカルにと楽しく書かれたお作品というだけあり、額のピンク色に映える堀江様のお人柄が現れた温かいお作品でした。創作に大事なポイントをたくさん勉強させていただき貴重なお時間となりました。

会場にて