直前の戦いで敗走していた、分離主義勢力のグリーバス将軍は、
共和国軍の追撃から逃れるための準備をしていた。
 
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TX-20「グリーバス将軍、物資の搬送準備が整いました。」
グリーバス「よし!ジェダイが来る前に、どんどん打ち上げろ!」
ドロイド「サー、共和国のガンシップが接近中です!」
グリーバス「ぬぅう、実にしつこい奴らだ!!数は!?」
ドロイド「えぇと、1、2…いっぱいです!!」
 
グリーバスはドロイドを叩き潰すと、監視モニタをくまなくチェックした。
 
TX-20「将軍、先ほどの戦いで兵力が不足しています。」
グリーバス「全輸送船の打ち上げには、あとどれくらいかかるのだ!?」
TX-2020分はかかります。敵との交戦は避けられません。」
グリーバス「…どうやら敵軍にジェダイはいないようだな。ワシが時間稼ぎをする!」
 
グリーバスは物資を運ぶ輸送船の打ち上げ時間を確保する為、ギリギリの所で
共和国のクローン軍を待ち伏せすることにした。一方その頃…
 
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クローンA「今回の作戦、さすがにすぐ見抜かれると思うのですが…。」
クローンO「少しでも油断させられれば、それで良い。」
クローンS「今回こそは、グリーバスを捕まえる。乗ってくることを祈ろう。」
レックス「しょ…お、お前達、準備はいいな!行くぞ!」
コーディ「GOGOGO!」
 
クローン達は次々とガンシップから飛び降りた。
 
コーディ「しょ…コマンダー、輸送船の打ち上げは始まっています!」
クローンS「そうみたいだな…俺達が先行する。ついてこい!」
クローンO「あとはやつが乗ってくるかだな。行くぞ!」
クローンA「レックス、僕達は基地サイドから回り込むぞ。」
レックス「イエッサ…りょ、了解!!続け、野郎ども!」
 
グリーバスは基地正面玄関付近で、クローン達を待ち伏せていた。
 
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TX-20『敵勢力は、クローン・トルーパー33人の小隊のようです。』
グリーバス「なめられたものだな!!お前達は予定通り事を進めろ!」
 
クローンO「グリーバス…!自らお出ましとは嬉しいね。」
クローンS「乗ってきたか…コーディ、準備は良いな?」
コーディ「準備OKです!いつでも合図ください。いいな、お前らっ!」
グリーバス「クローンごときが…それでワシを包囲したつもりか!?」
クローンO「行くぞ!」
 
2人のクローンが飛び上がると同時に、クローンの一斉射撃が始まった。
グリーバスがそれを回避したと同時に、目前に2人のクローンが降り立った。
 
クローンS「覚悟!!」
 
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グリーバス「ぬおっ!?お前らはっ…!」
オビワン「クローン相手だと思って油断したな、グリーバス!」
 
レックス「スカイっ…しょ、コマンダー、戦闘が始まっています!」
アナキン「もういいレックス、普通に呼べ。」
レックス「すみません、スカイウォーカー将軍。急ぎましょう。」
 
アナキンとレックスが遅れて到着すると、グリーバスは既に逃走態勢に入っていた。
 
シガン「残る腕は2本、今回は逃がさない…!」
グリーバス「なめるな!(ジェダイが2人、相手にとって不足は無いが…)
TX-20『将軍、輸送船の打ち上げが予定より早く完了しました。』
グリーバス「よし!…ふははは、また会おうジェダイ!!」
オビワン「あれは…!みんな伏せろっ!!」
 
ボガーン!!
 
グリーバスは基地に仕掛けた爆弾を爆発させ、その隙に逃走した。
 
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オビワン「くっ、爆弾とは…お約束のパターンで逃げられたな。」
コーディ「グリーバスも今回は冷静でしたね、任務を優先した模様です。」
シガン「宇宙(そと)の部隊が、輸送船は抑えるでしょうが…」
オビワン「我々も連戦で余力がない、奴には逃げられてしまうだろうな。」
 
アナキン「…こんな変装までしたのに、出番がなかった。」
レックス「しょ…コマンダー、そろそろ我々も宇宙に上がりましょう。」
シガン&アナキン「もう普通に呼べ、レックス。」
 
TO BE CONTINUED