メイスはシガンのことをまだ信用しきれていなかった。
エンドア宙域の戦闘に徴用されなかったシガンは、
故障させていたスターファイターを修理することにした。
 
イメージ 1
 
メイス「各員、準備急げ!」
クローン「はっ!」
メイス「ナイトブルー、お前は来なくてよい。スターファイターを整備しておけ。」
シガン「はい…。」
 
シガン「俺、まだ信用されてないんだな。」
R2-Q5「キュー?」
シガン「まぁいいさ。俺、ジェダイじゃないしな。さ、早いとこ直しちまおう!」
R2-Q5「キュキュキュー」
 
イメージ 2
 
エルミー「シガンさん!」
シガン「ん?あぁ、えぇと…エルミーか。」
エルミー「はい!覚えていてくれたんですね、ありがとうございます!」
シガン「調子はどうだい。アソーカはパダワンとして活躍しているみたいだけど。」
エルミー「アソーカは…特別です。でも私も早く誰かのパダワンになりたいです。」
シガン「パダワンになったら、戦争に行くことになるんだぜ。Q、レンチ取ってくれ。」
R2-Q5「キュー」
エルミー「分かっています…でも、早く誰かの役に立ちたくて。」
シガン「人殺しの役に立ったってしょうがない。コルサントにいる方が安全だよ。」
 
エルミー「ま、まぁ…ところで、シガンさんはエンドア戦には行かないんですか?」
シガン「あぁ…来るなと言われた。だからスターファイターを整備しているのさ。」
エルミー「そうだったんですか…あ、私がお手伝いします!」
シガン「手伝いって、メカの知識はあるのかい?」
エルミー「任せてください!シガンさんは休んでいてください。」
 
しばらく2人で作業を続けていたが、いつの間にかシガンは眠ってしまっていた。
そしてシガンが起きると…
 
イメージ 3
 
シガン「―!?」
エルミー「あ、シガンさん!スターファイター直しておきましたよ!」
R2-Q5「キュポピポー」
シガン「直したって言うか…どんな魔改造したんだよ!2人乗りになってるじゃないか!」
エルミー「だ、大丈夫です!バランスとか、飛んでみないと分からないですけど…」
シガン「そんなの乗れないよ!」
エルミー「だ、大丈夫ですって!ブースターリングも用意しておきました!行きましょう!」
シガン「行くって、何処に?」
エルミー「エンドアです!マスター・ウィンドゥに認めてもらいましょう!」
シガン「こんなスターファイターで戦えって言うのか!?」
エルミー「う…」
シガン「あー泣くなよ!ごめんよ!分かった、大丈夫だ、こいつならいけるさ!」
ヨーダ「気を付けてな。」
シガン「マスター!?」
エルミー「マスター・ヨーダ!行ってきます!」
 
こうしてシガンは、なりゆきで急遽エンドア宙域に行くことになった。
 
イメージ 4
 
シガン「やはり機体がちょっと重いな。」
エルミー「分かりました、高速モードに切り替えます!」
シガン「何だよそれ…って!すごい加速力だ…!エルミー、耐えられるのか!?」
エルミー「だ、大丈夫です!あ、敵機です!」
シガン「さっさと終わらせる。少しの辛抱だ…行くぞ!」
 
メイス「何だあれは?2人乗っているのか…ナイトブルー!?」
クローン「圧倒的なスピードで、次々にバルチャードロイドを撃破しています!」
メイス「待機していろと言っておいたのに…まったく。」
クローン「ウィンドゥ将軍!増援機のおかげで、敵旗艦への進路、確保できました!」
メイス「よし、全火力を敵旗艦に集中!それと、トルーパー!シガンを援護してやれ。」
クローン「はっ!」
 
そして、両軍共に多大な被害を出しながらも、戦いは共和国軍の勝利に終わった。
 
イメージ 5
 
メイス「命令違反だぞ。処罰は分かっているな。」
シガン「はい、申し訳ございません。」
エルミー「マスター・ウィンドゥ、シガンさんは悪くないんです!私が!」
メイス「ナイトブルーの監督責任だ。無断出撃は、1週間の独房入りだ。」
エルミー「そんな…!」
メイス「…と規則には定められているが、正直お前たちの活躍が無ければ全滅していた。」
エルミー「マスター・ウィンドゥ…!」
メイス「今回は特別だ。今回だけだぞ。不問とする!」
シガン&エルミー「あ、ありがとうございます!」
 
こうしてメイスは、少しシガンのことを認めるようになったのであった。
 
TO BE CONTINUE