宇宙での実戦を終えて帰還したアナキンとシガンは、ジェダイ聖堂に報告に来ていた。
 
イメージ 1
 
アナキン「それじゃあ、報告は僕の方でしておくよ。」
シガン「手柄を全部持っていくなよ?」
アナキン「ははっ、そんなことしないさ。それじゃ、またな。」
 
ジェダイ聖堂には入らずに帰ろうとするシガンの前に、
マスター・キット・フィストーが現れた。
 
キット「久しぶりだな、シガン!」
シガン「お久しぶりです、マスター・フィストー。最近戻られたのですか?」
キット「あぁ、グリーバスの居場所を探っていたんだが、全然違うところで奴が現れてね。」
シガン「グリーバス将軍…」
キット「なかなか手ごわい奴だ。今はマスター・ルミナーラが相手をしているよ。」
 
イメージ 2
 
ジェダイ聖堂の食堂で休憩するシガンとキット。
思い出話に花が咲き、あっという間に時間は流れた。
 
シガン「あ、もうこんな時間か。そろそろ帰ります。」
キット「そうか。だが、帰る前に見ていってもらいたいものがあるんだ。」
シガン「何ですか?」
キット「パダワン達さ。さっき、パダワンが心配だ~みたいなことを言っていただろう。」
シガン「まぁ…でもあれは、ちょっと嫌な予感がしただけですよ?」
キット「ふふ、活きのいいやつがいるんだ。まぁ見ていきなさい。」
 
シガンは、キットに半ば強引にパダワンの訓練所に連れて行かれた。
 
イメージ 3
 
カン!カン!
 
シガン「棒術の稽古か。昔よくやりましたね。」
キット「懐かしいだろう。…おぉ今日も張り切ってるなぁ、アソーカ!」
アソーカ「お呼びですか、マスター・フィストー!」
シガン「(トグルータ族か…マスター・シャク・ティに似ている…)
アソーカ「(セネート・コマンド…?なんでこんな所に?)
キット「紹介しよう、こちらはシガン・ナイトブルーだ。」
アソーカ「はじめまして!パダワン見習いのアソーカ・タノです!」
シガン「はじめまして、アソーカ。この子が例の?」
キット「そうだ。なかなか頼もしいフォースを感じるだろう?」
 
アソーカ「で、マスター・フィストー、どうして共和国の人がここに?」
キット「特別講師としてお呼びしたのさ。」
シガン「え?」
キット「アソーカ、光栄に思え。この人はとても棒術が上手いんだ。」
シガン「ちょ」
アソーカ「本当ですか!是非手合わせ願います!」
キット「ということだ。共和国の軍人が、断るわけにはいかないな。」
 
なりゆき…というかキットの策略で、シガンは棒術の稽古に付き合うことになった。
 
イメージ 4
 
カン!カン!
 
シガン「(くっ…どうすればいいんだ。勝っても負けても何か言われるぞ、これ!)
アソーカ「(思ったより出来る感じね…)フォースは使ってもいいんですか?」
キット「…構わん!(これは2人の試験でもあるしな…シガンがどう対処するか見ものだ)
アソーカ「手加減はしてあげるからさっ!はっ!」
シガン「(ってマジで使いやがった!…この!)
アソーカ「え、うわぁ!」
 
パコーン!
 
アソーカ「痛った~…この人結構大人げないです。」
キット「はははっ、ナイスファイトだったぞ、シガン、アソーカ。」
シガン「(つい本気になってしまった…やっぱり後味悪いな…)大丈夫か、アソーカ。」
アソーカ「はい。でも私のフォース、何で効かなかったの?」
キット「ふふ、まだまだだなアソーカ。だが今は、シガンを慌てさせただけでも十分だ。」
シガン「ん…マスター、もうこういうのは無しですよ!」
キット「ははっ、悪い悪い。でも、将来有望なパダワン見習いだろう?」
シガン「素質はあると思います。…頑張ってな、アソーカ。」
アソーカ「はい!またいつか、相手してね!」
キット「ふふ。」
 
イメージ 5
 
パダワン見習いA「さすがアソーカ。大人相手でも全く引けを取らなかったよ!
パダワン見習いB「フォースをもっと上手く使えば、アソーカが勝っていたよね~。」
エルミー「(アソーカのフォースが打ち消されていた…シガンさんはもしかして、ジェダイ…?)
 
TO BE CONTINUE