今回は昨年11月19日の、アジアプロ野球チャンピオンシップ決勝の観戦記事をご紹介します。宿泊先をチェックアウトしてから試合開始まで時間がたっぷりあるので、海老名にある小田急線の博物館に行って、それから東京ドームに向かいました。
決勝ということでやはり緊張はありました。でも、あまり気合を入れ過ぎても良くないし、緊張し過ぎて固くなるのも良くないので、平常心でいようと努めました。
スタメンはこちらで、前日に活躍の藤原が1番、クリーンアップには前日は休養で外れた森下と牧が戻り、先発は今井でした。
試合は少し苦しい展開となります。2回の先制のチャンスを逃すと、3回にエラーが絡んでピンチを迎え、先制2点タイムリー二塁打を打たれて韓国に先制されます。3回も得点圏にランナーを進めるものの、無得点に終わります。
反撃の狼煙が上がったのは5回ウラ。2アウトから4番の牧がレフトへソロアーチを放ち、1点差に追い上げます この直後に私は初めて、牧がホームランを打った直後にやるパフォーマンスの「デスターシャ!」を、やることができました
6回ウラ、先頭の万波が二塁打で出塁して、門脇が送りバントを決めて一打同点のチャンス。ここで佐藤輝がセンターへの同点犠牲フライを決めて、侍ジャパンが同点に追いつきます
5回から登板した2番手根本は、7回までの3イニングを無失点に抑えるナイスピッチングを見せました。その後桐敷と田口がそれぞれ1回を無失点に抑えるものの、勝ち越し点は奪えず延長戦に入ります。
延長戦はタイブレークで、無死二塁・一塁から始めることになります。登板した吉村は最初の打者をダブルプレーに仕留め、続くバッターにタイムリーを打たれて韓国に勝ち越されます。
しかし、タイブレークというのが点を入れやすくするためのルールであることを踏まえれば、吉村が最少失点でしのいだのはまずまずかなと思います。
10回ウラ、まず1点は取らないといけない日本でしたが、「あきらめずに応援しよう!」と私は悲観的では無かったです。森下の代打古賀が送りバントを決め、牧が申告敬遠で歩かされて1アウト満塁とします。
この場面で坂倉がセンターへ犠牲フライを決めて、侍ジャパンが同点に追いつきます ここまで3安打の万波を迎えますが、申告敬遠で2アウト満塁となります。
ここでバッターは門脇。「野球ファン」としてと言うより、「ジャイアンツファン」としてかなり心拍数が上がりました。この場面で巨人のショートのレギュラーに定着したルーキーが、大仕事をやってのけました!
弾き返した打球は三塁手の横を抜けていき、レフト前へ転がっていきました その時の私は喜びのあまり叫んだり、グラウンドの様子の写真を撮ったり、周りのお客さんとハイタッチしたりしていました
門脇のサヨナラタイムリーで4対3、日本代表が逆転サヨナラ勝ちして、アジアプロ野球チャンピオンシップ2大会連続優勝を果たしました 代表監督として初タイトルとなった井端監督と、サヨナラタイムリーを放った門脇が胴上げされました
試合後のヒーローインタビューや表彰式の模様は、また次回以降ご紹介します。