「あ、そうや、こな いだ(この間)裏の銀杏の木、切ってなぁ…」
母がそう言った。
「あかん!何でそんな事したんや!あれはなあ…」
つい強く責めてしまい、
とうとう母を泣かせてしまって、話は終わり。
俺に責める権利はない。
今まで一度も手を合わせた事もなく、すっかり忘れていたのだから。
しかし、祖母が死に、木を切られた事、自分を切られた事を、こんな…
こんな、可愛がってもくれなかった俺にしか伝えられなかったのか…
たまらなかった。
帰郷して塩で清めてやり、初めてお参りし、
カロに謝った。
母が言うには、敷地内に銀杏があるのは良くない、と近所の人に教えられたとか……
今、そこには、母が申し訳なさそうに植えたイチヂクが実をつけている。
母がそう言った。
「あかん!何でそんな事したんや!あれはなあ…」
つい強く責めてしまい、
とうとう母を泣かせてしまって、話は終わり。
俺に責める権利はない。
今まで一度も手を合わせた事もなく、すっかり忘れていたのだから。
しかし、祖母が死に、木を切られた事、自分を切られた事を、こんな…
こんな、可愛がってもくれなかった俺にしか伝えられなかったのか…
たまらなかった。
帰郷して塩で清めてやり、初めてお参りし、
カロに謝った。
母が言うには、敷地内に銀杏があるのは良くない、と近所の人に教えられたとか……
今、そこには、母が申し訳なさそうに植えたイチヂクが実をつけている。