祖母 は女子師範学校主席の才媛で、テニスもやり、晩年も時折英単語を口にする、俺が養成所時代、帰郷の折りに二階の部屋で台詞を言ってると、ゆっくり階段を上ってきて
「あんたの台詞は一寸速過ぎるな…」
洒落た婆さんだった。
祖母危篤の知らせを聞いた時は丁度仕事が入っていて、すぐには帰れず、数日後息切らせて飛んで帰ったら、突然、婆さん目を開けて俺に笑いかけやがった。
そして、その夜遅くに
死んだ。
それでも、カロの事は思い出さなかった。
つづく…
「あんたの台詞は一寸速過ぎるな…」
洒落た婆さんだった。
祖母危篤の知らせを聞いた時は丁度仕事が入っていて、すぐには帰れず、数日後息切らせて飛んで帰ったら、突然、婆さん目を開けて俺に笑いかけやがった。
そして、その夜遅くに
死んだ。
それでも、カロの事は思い出さなかった。
つづく…