※注意事項



①こちらはリアルを元にした妄想です。実在の人物とは一切関係ございません。←これ重要



②本編は嵐活動休止後、2021年のお話です。

 今回のお話は嵐が活動休止発表する前から始まります。


③Nさんリアルを元にしているので結婚しています。


④大宮強化担のため、結婚に対する扱いが少々酷いです。


⑤OさんNさんどちらにも女の跡があります。


それでもOKという方のみどうぞ。






「ねぇ、智」


「ん?」


「…俺、こんな幸せでいいのかなぁ」



そう尋ねると、智はゆっくりと上体を起こしたから、俺も彼の隣に座った。


「なんでそう思うの?」


俺を見る優しい眼差しと泣いている子どもを慰めるような声が俺に言うはずのなかった本音を語らせる。


「…だって、俺は『俺の嵐』を護るためにたくさんの人を不幸にした。自分でもこの選択は最良だったとは思ってない。身勝手だってわかってた。…それでも、俺にはこれしかなかった。」


何も反応がないからもしかしたら本当はまだ怒っているのかも…と不安に思って智を見ると、何処か遠くを見つめていて。でもその表情は決して怒っている表情ではなく、そのままゆっくりと智も言葉を紡ぎ始めた。


「俺はずっと『本気の恋愛』ってもんがわからなかった。誰かを好きになることは多いけど、熱しやすく冷めやすいって言うのかな。『好き』って感情が無くなるのも速いんだ。だから、『永遠の愛』を誓う『結婚』なんて俺は一生しないんだと思ってた。…だけど、ニノは違った。と言っても、離れてから気づいたんだけどね。『俺は一生ニノのことが好きなんだ』って」


本当遅いよね、なんて智は困ったようにふふっと笑ったけど、俺は改めて『一生好き』なんて言われてまた嬉しくて泣きそうになった。



「…だから、自分に腹が立っていたことも事実だけど…嫉妬、だったのかもしれない。ニノが他の人のものになっちゃったんだって。俺の隣にはもう居てくれないんだって。…そう思うと、苦しくて仕方がなかった」


さっきまでのふわんとした柔らかい笑顔は消え、眉間にシワを寄せて、膝の上で組んだ両手にギュッと力を入れながら智は言った。


…智は自分を責めているみたいだけど


「智、俺」


「…」


「嬉しい」



「……へ?」



間抜けな声(笑)さっきまでの智が嘘みたいで思わず笑ってしまう。


「そんなにも智に愛されていたなんて思わなかった。昨日まで智はヤキモチとか焼かないって思ってたから」


「和…」


「それに俺は誰のものにもならないよ」


「え」


フフッと笑ってそう言うと、智は驚いた顔をした。



「だって、そうでしょ?嵐の俺、俳優の俺、弟の俺、父親の俺、貴方の俺…『俺』はいっぱいあるんだからさ」



「…でも、智と一緒にいる時間だけは全部智にあげるし、智のものでいさせてね」


そう智を見て微笑むと、智は「…うん」と呟いてギュッと俺のことを抱き締めた。ちょっと涙声になっていることは気付かないふりをして、俺も背中に腕を回した。



これから先も色々なことがあるだろう。辛いことも楽しいことも、想像できないくらい多くのことが。でも、どんなことがあっても智がいる。俺を想ってくれている。それだけで、なんだかどんなことも乗り越えられる、そんな気がする。



「智、愛してる」


「俺も…和、愛してる」







終わり…かな?遅筆すぎてごめんなさいーーー!!!!!それでも読んでくださった方ありがとうございます大泣き大泣き大泣き大泣き大泣き

私の中でリアルの「ん?」って部分を妄想で埋めて繋ぎ合わせて自分で消化するための物語でした看板持ち

またあとがきやその後の話をあげるかもしれないのでそうなったらちょっとまた気長に付き合ってくださると嬉しいです!

とりあえずブラックペアン2観て生きます。ていうか、そうこうしてる間に25周年を迎えそうで…不安時の流れの速さが恐ろしい…

あとニノ朝ドラおめでとうーーーー!ニノファンは休む暇がありませんな!!!!!ではまた!