く医師
「はい、こんにちは~」
看護師
「フルネームお願いします~」
みぃ
「⚫⚫みぃです」
医師
「検尿で陽性出てますね、家でも検査したかな?」
みぃ
「はい、陽性反応が出てました..おぇっ」
看護師
「きつそうやねぇ~」
ええ、とてもキツイです
医師
「体調はどんな感じですか?」
ええ、見た通りとても最悪です
みぃ
「臭いを嗅ぐと気持ち悪くなります。
お腹空いてもやし、食べても気持ち悪いし、
やたら眠いです。起きられないくらい」
医師
「つわり三重苦やな」
看護師
「そりゃキツイなぁー」
ええ、ホントにダメっすわ
医師
「内診しましょか。
まず赤ちゃんの入ってる袋の確認するねー」
看護師
「じゃあママはこっち来てくださいね~
パパは準備できるまで待っててね~」
やたらフレンドリーな看護師さんに案内されて
下着を脱いで診察台に上がった。
看護師
「台上がりますねー!」
おぉーー!
看護師
「はーい、足開きまーす!
先生、お願いします~!
パパこっちからどーぞー!」
あぁー..子宮頸がん検査した以来の御開帳(黙れ)
医師
「じゃあ中調べますねー」
みぃ
「はーい..」
医師
「はい、機械入れますねぇー..
うん。子宮内にちゃんと着床してますよ。
これ、赤ちゃん入ってる袋。わかるかな?」
赤ちゃんが入ってる袋、胎嚢が確認出来た。
こんな小さな袋にいるんや。
頑張って子宮にくっついてくれたんかな?
無意識に涙が出てきた。
画面には黒い点のような胎嚢と週数が出ている。
医師
「まだ4週やから胎芽は見えんな。
次の診察で確認出来ると思うよ」
看護師
「おめでとうございます!
台下ろすのでお着替えしてください!」
スルッと機械が体から出て、足が閉じられ、台が下がった。
ふらふら着替えに戻って診察室に戻ると
エコー写真が机に置かれていた。
医師
「次の診察で胎芽(赤ちゃん)が確認出来ると思います。心拍が確認できたら母子手帳を貰ってきてください」
今度は心拍確認が出来るまで心配やけど、
ちゃんとお腹の中に来てくれた。
ありがとう、まだ姿見てないけど、
ママを選んでくれてありがとう。