エスファハーンから北西のおよそ400キロ、ザクロス山脈がそびえるロレスターン州がある。
普通の観光客はまず行かないような、なんもないところなのではありますが
今回、ご縁があってそちらの遊牧民のご家族と1日一緒に過ごさせていただくことに
なりました。
M女子のお知り合いのY氏はイラン在住かれこれ20年近く。
ペルシャ語ぺらぺら、というかイラン人よりイランに詳しく、イランをこよなく愛する
素敵で博識なジェントルマンです。
彼の親友がロレスターンに暮らす芸術家のアリ氏。
彼自身は遊牧民のファミリーの一員ですが、山の上からちょっと街に近いところに
アトリエ?兼ご自宅があり奥様と二人のお子さんと暮らしてます。
てなわけで、アリさんのご実家、超山の上、ザクロス山脈に行ってきました。
エスファハーンを夜中の2時に出発して 朝にロレスターン州に到着
まずはアリさん宅に荷物置いてそのまま山の上のご実家へ・・・
ていうか、村、のどか!!!
お庭に竈小屋があって(アリさん作)叔母さんがパン焼いてくれた
小麦粉と水、発酵はしてないパン生地をのばして
乗せる
すぐ焼ける、を何十枚も繰り返す!
お嬢ちゃんと山羊さん、山羊さんと羊さんたちは遊牧民さんの宝物
おうちの前の風景、のどかー
アリさんとロバさん
そして、本日のメインイベント
◆羊 イスラムの作法にのっとって屠殺→解体→すぐBBQ
M女子とKちゃんは その一部始終をしっかりと見て命をいただく、ことに
さらに感謝を深めました。
私は以前トルコで羊さん、牛さんの犠牲祭での屠殺を見た際
結構なトラウマで、肉好きだけど屠殺されるところ、解体は見れない、
根性なしで家の中で隠れてました
庭で、シンプルに岩塩だけで しめたて羊さんをBBQするアリさん、
手慣れている!
羊さんを見ながら羊さんをいただく・・・
なんか、マザー牧場でBBQしたことを思い出す私。
新鮮で肉の臭みも全く無し、むしろいい香りの子羊さん、
大変美味しくいただきました。
遠くまで山、平和・・・
おなか一杯羊さんをいただいた後はハイキング!
この辺標高3000メートル・・・
標高が高いし、結構涼しかったんだけど、
地面を割ってたくましく咲くお花がかわいかった
そこら中に遺跡がある。
古い石碑やら、土器っぽいものやら・・・
これ、状態が良いものだったら多分博物館レベルだよね、転がっているけど・・・
どこまでも気持ちよく広がる平和な山脈と大地