ブログに書いたアーティストの動向は気になるものだ。先日のTHE MUSIC DAYではBTSとNiziU が歌を披露した。

 

BTSは圧巻だった。NiziU は少し緊張していたようだが、今後場数を踏めばいいと思う。それにしても前後するカメラワークが気になった。あそこまで振るとダンスの大事な瞬間を撮り逃してしまう。

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といった感じで、書く材料になる題材は身近にたくさんある。

気になること、こだわっていることを書くと本当の自分というものが出てくる。

 

自分の好きなもの、嫌いなものを書き出してみよう。

そのうち1つ題材を選び、時間(※)を決めて英語で一気に書き出す。文法を気にしている時間は無い。

※ 時間は15分から長くても30分。

 

英作文の教科書にはこう書かれていた。

“Don’t get it right - Get it written”

「正しい必要はない。まず書き出せ。」

 

内容が正しいか悩むのは後だ。表現や文法の調整は書き出した後に行おう。

決めた時間内で書き終わるよう必死に努力することが大事だ。

必死さの中から自分だけの表現が出てくる。

 

英語のレベルよりも大切なことがある。

自分が書いている題材に対する情熱だ。

SF作家のレイ・ブラッドベリは自伝で書いている。

"The loud, the passionate voice pleases the most."

 

 

制限した時間の中で、情熱、個性(自分だけの気づき、表現)をぶつけてみよう。

気分を乗せるために音楽を聴きながらでもいい。伝えたいことを一気に書き出すのだ。

 

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タイプアウトした(書き出した)あと、自分の意図している表現に近づけるためには、WEBの力を借りるのがいい。私の時代は辞書しかなかった。今はネット検索すればサンプルとなる英語文、表現がたくさん出てくる。

 

過去のブログで以下の文章を書いた。

"To my surprise, 10,000 Japanese teenage girls auditioned for this project. Its number and recognition is astonishing. "

「1万人の少女が(JYP主宰の)オーディションを受けたと聞いて、数と認知度に驚いた」

 

文末でastonishing ではなく、最初はsurprisingと書いたとしよう。

surpriseではなく、もっと「驚いた」という意味を強めたいとする。

なぜなら、自分の意思や両親の意思で、韓国エージェントのオーディションを受けた日本の少女が1万人もいたことにとても驚いたからだ。いつの間にか日本国内で認知度を上げているJYPへの驚きも含まれている。

 

surprisingに近い表現を探すために使うのが同義語辞典だ。

「surprising synonym」で検索すると多くの辞書サイトが出てくる。1つ選択してみよう。

https://www.thesaurus.com/browse/surprising

 

この中で意図する意味に近い表現はどれか。astonishing、stunning が近い。

 

両単語の意味は以下の通り

(astonishing )extremely surprising or impressive, amazing

(stunning)extremely impressive and attractive 

 

国内で認知度を上げているJYPに対しamazing、よくやったというニュアンスも入れたい。stunning だと、attractive という意味が入ってきてしまうので少し違う。

 

もっとはっきりしたいので、今度は「stunning astonishing difference」で両形容表現の違いを検索すると、様々なサイトで違いを教えてくれている。

以下のコメントが分かり易かった。

"stunning is like 'breathtaking' or something - really beautiful/wonderful to look. atastonishing is like 'surprising - much better than expected' or amazing in a similar way."

そういえば、stunning は She looks stunning. というような使い方をよくしている。

 ‘much better than expected' というニュアンスが近いので astonishingを選んだ。

 

上記は一例に過ぎないが、ピンポイントの英語表現を見つけるため、自分なりの検索方法を見つけよう。

ネットが流行る前は、複数の辞書の例文などから同じニュアンスの表現を探した。今はネット検索が辞書に連動しているので早く結果にたどり着ける。

 

上記のような作業を繰り返しながら文章を理想の形に仕上げていく。

この様な工程を重ねていると語彙が拡がるだけでなく、英語で考える力も向上する。2、3年後には自然とastonishing と出てくるようになる。

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英作文を学ぶ中で、一気に書き出すことの利点はたくさんある。文章の流れがあなた流に一定することだ。

一番良くないのが失敗した学会報告のような文章だ。

定型文を100個つなぎ合わせた100人が書いたような文章で、書き手の意図が伝わらない。

 

書いた文章は何回も読み返そう。

朝起きた時、カフェでくつろいでいる時、電車の中、お風呂の後、寝る前。

毎日の習慣で新聞を読んだりペーパーバックを読む時と同じように、他人の文章のように読む。流れが悪い所を全部修正していく。

もっと良い言い回しを見つけたら今書いている文章に引用してみる。

 

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まだ英作文に慣れていなくて、文章の流れを作れるか不安な方も多いと思う。

文章の流れを向上させるには多読しかないので頑張って欲しい。

 

この人のように書きたいと思う作家や文章を見つけよう。

私は好きな新聞のコラムを切り取って(新聞の時代だけど)後で見たり、Cheever、Bukowski、Auster 、Irwin Shaw、Dahl など好きな作家の文体、雰囲気から学んだ。

文章を丸々ノートに手書きでコピーすることも、リズムを掴むために不思議な効果がある。

 

いいなと思った英文があったら、なぜいいと思ったのか理由を探そう。

その人のように書くためには、どうしたらいいか悩む。その過程に上達の鍵が隠されている。

 

guzbloom