時折、カチンと来ることはあります。

でも、今日は違いました。

今日は完全に頭に来ました。

 

私は決してクレーマーではありません。

むしろ、できるだけ冷静に話をするようにしています。

だからこそ、今回の出来事について、皆さんにも一度考えていただきたいのです。

もしあなたが、大好きなパンを買ってきて、楽しみに食べていたとします。

 

そして、そのパンの中から――

差し歯が出てきたら、どう思いますか?

「えっ?」

驚きますよね。

そして、その直後に、

「気持ち悪い……」

と思うのではないでしょうか。

 

しかも、今回の私の場合は、それだけではありませんでした。

パンの中から出てきたものを確認した瞬間、

自分の歯が取れていたことにも気づいたのです。

 

驚きと気持ち悪さ。

人生の中で、なかなか同時に味わうことのない感情だと思います。

私は購入した店舗に怒鳴り込んだわけではありません。

「こんなことがありました」と、まずは報告しました。

当然、普通に考えてもあり得ないことですから、保健所にも報告しました。

そして、調査が行われました。

約1か月後、調査結果の連絡がありました。

 

正直に言えば、私はその結果に納得できませんでした。

でも、調査結果については、受け入れるしかありません。

ここまでは、まだ我慢できました。

 

ところが、その後です。

調査結果が出てから1週間経っても、店舗から何の連絡もありません。

そこで私は本社に連絡し、

「今後、この件についてどう対応されるのでしょうか?」

と尋ねました。

 

その中で私は、

「1時間かけて、好きなパンを買いに行って、楽しみに食べたら、

その中から差し歯が出てきたんですよ。普通、ビックリしませんか?」

という趣旨の話をしました。

すると――

 

笑われました。

 

私は、その瞬間に本当に頭に来ました。

もちろん、電話の向こうの方にも事情があるのかもしれません。

笑った理由も、私には分かりません。

もしかしたら、緊張していたのかもしれません。

もしかしたら、悪意はなかったのかもしれません。

 

それでも、

「これは笑って対応する話なのだろうか?」

私はそう思ってしまいました。

自分が同じ立場だったら、どうでしょう?

 

自分が一生懸命働いて、

楽しみにしていたものを食べて、

その中から異物が出てきて、

しかも自分の歯まで取れてしまった。

そんな状況を説明している人に対して、

笑って対応されたら――

あなたなら、どう感じますか?

 

私は今回の件で、何度も考えました。

「なぜ、私が謝らなければならないのだろう?」

私は悪いことをしたのでしょうか?

相談者の方と話をしている時、

歯が取れてしまって、空気が漏れるような状態になってしまうことがあります。

聞き取りにくいこともあると思います。

 

その時、私は、

「聞き取りにくかったら、すみません」

と言ってしまいます。

でも、よく考えてみたら、

私は悪くないんですよね。

 

自分の歯が取れたことも、

パンの中に異物が入っていたことも、

私が起こしたことではありません。

それでも、なぜか私は「すみません」と言ってしまう。

 

これは今回だけではありません。

人は、自分が悪くなくても、相手に迷惑をかけたくないと思うと、つい謝ってしまうことがあります。

 

でも、

「すみません」と言えることと、「自分が悪い」と認めることは別です。

そこは、ちゃんと分けていいのだと思います。

今回、私は怒っています。

 

本当に腹が立っています。

 

でも、怒っている自分を、

「こんなことで怒ってはいけない」

と責める必要もないと思っています。

 

だって、

驚いたんです。

気持ち悪かったんです。

困ったんです。

 

そして、ちゃんと対応してほしかったんです。

それは、当たり前の感情ではないでしょうか。

 

怒りという感情は、

「自分が大切にしているものが傷つけられた」

ときに出てくることがあります。

 

だから私は今回、

怒りを無理やり消そうとは思いません。

ただし、

怒りのまま誰かを傷つけることもしません。

 

事実は事実として伝える。

納得できないことは、納得できないと言う。

そして、自分自身の感情も、

「そう感じたんだな」

と受け止める。

 

それでいいのではないでしょうか。

今年は、妻のことでも怒りました。

そして今回は、差し歯の件でも怒りました。

 

正直、いろいろ重なっています。

でも、人生にはこういう日もあります。

「なんで自分ばかり……」

と思う日もあります。

 

そんな時に大切なのは、

自分まで自分を責めないこと。

私はそう思っています。

 

そして最後に一つ。

もし私が相談者の方と話していて、歯が取れて聞き取りにくい状態だったとしても――

どうか気にしないでください。

私は謝る必要なんてないのかもしれません。

それよりも、

「今日は少し話しにくいな」

くらいに思っていただけたら十分です。

 

私は私です。

歯が取れたからといって、相談者の方に申し訳ない人間になったわけではありません。

今回のことで、改めて思いました。

 

自分が悪くないことで、自分を責める必要はない。

 

怒ったっていい。

悔しかったっていい。

納得できないことは、納得できないと言っていい。

ただ、その怒りを誰かを傷つけるためではなく、

「自分を守るための感情」

として扱っていきたいと思います。

 

今日は、そんなことを考えさせられた一日でした。

皆さんなら、同じ状況になったらどう感じますか?

もしよかったら、皆さんの意見を聞かせてください。

 

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