続き




さて─────舞台は整った。

まずはおちんちん真空ポンプを袋から取り出し念入りに洗いアルコール消毒もしっかりとする。

はるか昔に実家でオナホを洗っている時の感覚を思い出しなんとなくセンチメンタルな気分になった。


ローションをつけるという事はまぁ汚れるだろうとシャワーは事後に、またこやつも洗わねばならんしな。


ベッドに腰を下ろし、ついでにパンツまで下ろす。

おちんちん真空ポンプに付属の挿入口ゴムをしっかりと取り付け、傍らにぺぺローションをそっと置きさぁいよいよ準備完了だ。


下半身丸出しで見慣れぬ機械を手にしている42歳男性の誕生である。

この時点では勿論私も相棒もしょんぼりしている。


さてどうしたもんかととりあえずこの状態で入るのかな?と入口にあてがってみる。


・・・しょんぼりしていても入らない驚きの狭さである。


うーん、やはりなんとかして奮起させてローションをつけないとこれは確かにダメなようだ。


仕方がないので某xvideosにて良さげな動画を探し数分─────オススメに現れた媚薬痴漢モノに盛大にヒットして相棒も準備完了である。


普段ローションなんて使わないもんだから量配分がわからなくてビタビタになってしまった愚息を見て一瞬またしょんぼりするも媚薬痴漢モノが再び救ってくれた。いいぞ媚薬痴漢。


これなら確かに入ってくれそうだなと再度入口にあてがい挿入を試みる。


・・・なかなかにキツい。


伸びない素材のゴム+ローションをつけていてもとても滑りが悪くグルグル回したりグリングリンしてみたりしてたらやっと頭が入った。


流石に写真を載せる訳にはいかないので自筆の絵で伝えたい。







こんな感じである。

まだ電源を入れていないのにとてもキツい、ローションでビタビタになっているのにも関わらずなかなか首下から入っていってくれないのだ。


これはもうスイッチを入れてしまえば自ずと下まで行くのでは?と思い、意を決しておちんちん真空ポンプの電源をONにしレベル1に切り替えた。



フォォォー



おちんちん真空ポンプがついに唸りをあげ動き出した。



ズル゛ン゛


?!



一瞬の出来事である。

一気に根元近くまで相棒が吸い込まれていった。

レベル1なのになんて力なんだおちんちん真空ポンプ・・・。






こんな感じである。

おちんちん真空ポンプとはそもそもなんぞや?筒内を真空にする事で中でパンパンに膨張されるのかな?と思ってたんだが、吸い込む力はあれどこの時点では横に引っ張られる様な感じはない。

抜こうとしてもまたすぐ引っ張られてしまう感じである。

前後左右は空間なのでオナホの様な物でも当然無い。


ふむ。


まだ完全に根元までは入っておらず、おもむろにレベルを2にしてみた。



ズォ゛ォ゛ー


おちんちん真空ポンプが再び唸りをあげた。

そして更に奥までと吸い込まれる相棒。


─────まだ、まだいける。


そう思いすぐさまレベルを3へと上げてみた。




んほぉぉぉぉぉ!!!!?!?!




正直声が出た。

2から3でこんなにも違うものなのか。

相棒はしっかりと根元まで吸い込まれていった。

だがしかし、マイアンダーヘヤァーが邪魔をしているのか皺などによる隙間なのか根元まで入れてしまうと若干ズボボッボボッと空気が抜けてしまう音が聞こえてくる。


うーむ。


しかし吸引力はすごいがこの時点では相棒には変色や痛み等の異常は見られない、とりあえず良かった。


さてこれを空気漏れを防いでより効果的におちんちん真空ポンプを使うにはどうしたらいいのかと暫し考えを巡らせてみる。

下半身丸出しで局部に未知の器具を装着しながらである。

幸いと言って良いのかはわからんが、おそらくしょんぼりしても強制的に膨張させられているであろう、吸引中はしっかりとなかやまきんに君バリにパワー!!と訴えている。


とりあえずヘヤァーをかき分け、皺を伸ばし空気が漏れないようにあれこれと画策してみる。

とりあえずまぁ完全に根元まで押し付けなければ大丈夫そうではある。


ここで再びおちんちん真空ポンプの画面を見てみた。現在のレベルは3である。




─────4があった。




おそらくは次がMAXレベルなのであろう。

3でもなかなかに強力な吸引力である。

4にしたら一体どうなってしまうのか・・・。

もしかしたらおちんちんがもげてしまうのではないか・・・

真紫に変色して壊死してしまうのでないか・・・

はたまた北斗の拳の雑魚ばりに膨れ上がり破裂してしまうのではないか・・・

そんな不安すら頭をよぎる。


しかし上があるなら試したい、それが男である。

貰ったからにはしっかりと全てをレビューしなければ─────。


そう強く思い、私は、スイッチをレベル4へとあげた。






そして2022年もまだ始まったばかりの1月中旬、予想もしなかった事件が─────私の身に起きたのだった。


続く