深夜特急シリーズの著者、沢木耕太郎さんが深夜特急を振り返って書いた本です。
沢木さんの"旅観"というものに留まらず、それまで歩んできた道のりなどにも触れられていてよかったです。
「何でもみてやろう」という本に沢木さんは知らず知らずのうちに影響されて、似たような旅をおくっていた、というのが興味深かったです。
多分僕の冒険好き精神はインディージョーンズから来ているのではないかと最近気づいたので、ここでもすごく共感してしまいました。
"移動というアクションによっえ切り開かれた風景、あるいは状況に、旅人がどうリアクションするか。それが紀行文の質を決定するのではないか。"
紀行文だけ留まらず、旅の質を決めるのもまさにリアクションなのではないでしょうか。
そしてそのリアクションの範囲を、リカバリーできるギリギリのところまで、目一杯広げることによって、きっと面白い旅っていうのが満喫できるものだと思います。
"大事なのは「行く」過程で、何を「感じ」られたかということであるはずだからです。目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降りそそいでいる光を、そして行き交う人をどう感受できたかということの方がはるかに大切なのです。"
ここまでくると感動ですよね。
共感の嵐。
旅の先輩に脱帽ですね。
ただ僕は旅は好きだけど、旅自体を仕事にはしたくないので、新しい挑戦の場所を探したいなと思ったのも事実。
とりあえず旅を楽しめるパーソンにはなれたかなのは思うので、しばらくは旅本の数を減らそうかと思います。
勝手に手が伸びる場合は知らない。
それは僕の手の問題であって、僕とは関係のないことだから。
33冊目完。