雑話22「最高落札価格またもや更新!」 | 絵画BLOG-フランス印象派 知得雑話

雑話22「最高落札価格またもや更新!」

ニュースでご覧になった方も大勢いらっしゃると思いますが、GW中の5月4日にNYで開催されたオークションでまたもやオークションにおける史上最高落札価格が更新されました。


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パブロ・ピカソ「ヌード・観葉植物・胸像」1932年作


ピカソの「ヌード・観葉植物・胸像」という作品で、金額は2月に更新されたばかりのジャコメッティの記録を少々上回る約101億円(1億650万ドル)。

※1 オークション会社の手数料を含む(落札金額は9500万ドル)


高騰した理由は色々言われていますが、もともとこの絵のモデルであるマリー・テレーズを同年に描いた、良く似た作品が既に高額で落札されている事もあり、高額になることは専門家でなくても簡単に予想できたと言えるでしょう。


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パブロ・ピカソ「黒い肘掛け椅子の裸婦」1932年作

※2 1999年4100万ドル(43億6240万円)で落札


記録更新となったこの絵画はロサンジェルスの慈善家で著名な芸術品のコレクターでもあった、フランシス・ラスカー・ブロディ氏の遺品で、1951年の購入金額はなんと19,800ドル(約200万円)だったそうです。


約60年で、5000倍以上になるとは、とてつもなく効率のいい投資ですよね!!