雑話13「海外のオークションPart2」
前回からの続きです。
華やかな夜の部が行われた翌日の昼間に、もう少し値のこなれた作品のオークションが行われます。値のこなれたと言っても、数百万円から数千万円の価格帯がほとんどで、中には億を超える作品もあります。
さて、そんな高額作品が競りにかけられるオークション会場に入るには、業界関係者や余程のお金持ちでないと難しいのでは?とお思いの方がいらっしゃると思いますが、実際はそうでもありません。
まず、夜の部の会場ですが、さすがに注目のオークションだけあって、ここに入場するには制限があります。やはり、有力なコレクターや大手の業界関係者、もしくは各界を代表するセレブなどから参加枠を埋めていくようです。前評判の高い出品がある場合は、下手をすると業界関係者あっても、入場できないケースもあるぐらいです。
しかし、昼間の部になると、会場の雰囲気も変わります。基本的に、入場したい人は誰でも覗く事ができます。参加者も単に見学したいといった見物客的な人は減り、ほとんどが真剣に入札するためか、業界の動向を知るために来ているといった、業界関係者がほとんどです。ですから、パーティーに参加するような、ドレスや礼服を着たような人は皆無です。
時々、小学校の社会見学であろう一団が見学に来ている事もあり、本当に誰にでもオープンにしているようです。
但し、入札に参加するとなると、話は別です。
初めて参加するとなると、銀行の残高証明など何らかの形で支払い能力を証明する必要があります。でないと、支払う事もできない人が適当に入札して、不当に落札価格が上がったり、作品が落札されても代金が支払われない可能性があるからです。

