先日のSTHフェス
出演の八千代神楽団の演目
「戻り橋」は平安時代大江山の酒呑童子討伐を題材にしている。
この演目を見たのは今年の二月の神楽団体による支援フェス。
演目を演じたのは塩屋神楽団だったが、その演舞に圧倒された!傘売りの口上も演者のアドリブでそれまでステレオタイプに抱いていた神楽のイメージがいい意味で壊れたんだ!
ワシはこのお話を永井豪の名作漫画「手天童子」から知った。タイトルもそのまんま酒呑童子をモチーフにしてるのがわかる。
タイムトラベル中にはぐれた彼女と2人の仲間の鬼は平安時代に。童子は遥か未来にタイムスリップしてしまう。
文献で酒呑童子の話を知った童子はこれは仲間からのメッセージだと思い、未来の科学でタイムマシンに乗るのだ。
羅生門の側で渡辺綱(演目では傘売り)をたぶらかす老女、漫画では美少女で童子の彼女である美雪が演ずる。
老女(美少女)が変身する鬼は仲間の鬼である護鬼。そして酒呑童子は戦闘専門の仲間の鬼である戦鬼。
タイムスリップした童子は酒呑童子を討伐せんとする源頼光と渡辺綱が率いる討伐隊に偶然スカウトされる。それも金太郎の元となる坂田金時として。
首を切り落とされながら空を飛び舞う酒呑童子の首は手天童子を殺すために未来よりタイムスリップしながら移送に失敗して想念と化して童子に襲いかかるアイアンカイザー!!
小学生の時にリアルタイムに読んだこの作品を毎週ワクワクしながら読んでいたんだ。
永井豪は鬼のことを隅々まで勉強して、この漫画に挑んだという。
嘘か誠かはさて置き、鬼の呪いも受けたと聞いていた。手天童子の連載と並行してマガジンのカラー巻頭特集は鬼が載ることもあった。
伝説の存在である鬼がもしかしたら実在していたのかもと当時は本気で思ってた。
それから40年以上を経てこの物語に神楽として再会したのだ。
今年は絶対にこの演目をクアトロでみんなに魅せたい!そう強く思った。混沌とした現代社会に生きるみんなに見せたかったんだ!
そして思ったんだ。そうか鬼を呼ぶならバンドでも鬼を呼べばいい。
それがトシロー。OAUだ。
その鬼とはよくあってはいるけれど、OAUとしての鬼はSTHフェス第一回目以来。
原点に帰る意味でもこれは決まりだった。クアトロではなく被災地の安佐南区佐東公民館で行われた支援フェス。ワシ自身も初めての体験だった。
セイブザヒロシマを作ったのは困ってる人を助けたかったから。
それは同じく小学校のころにつくった少年探偵団の気持ちだった。
実際は、事件なんかないから近所になにか困ったことはないかお母さんに聞く毎日。
ねこがいなくなったと聞いて団員全員で夕方まで探してたあの純粋な気持ちに五十を前にして戻れたからだ。
そのときにガルくんとヨーイチローとほんとうの友達になった。
それまで知らない者同士がだよ。
大人になると頭でものを考え、ルールを遵守しようとする。自我が完成され、其々の正義とアイデンティティが形成される。それは当たり前なのだが、好きな音楽を生業としたいまの生活の中でさえもそれから生ずる軋轢や衝突に、悩みは潰えたことはなかった。
そして、いつの間にか嫌いだった大人たちとさほど変わらなくなってる自分に気づかせてくれたのは災害での復旧活動だったんだ。
その支援のなかでもルールは作られる。ただ土砂をかくだけではいられなくなり、ちょっとした会社な感じにもなってたかもしれない。気の会うやつもいればそうでもないやつも当然出てきた。ボランティア同士、諍いがなかったわけではない。そこで飛び出すのは其々の常識とルール。そして支援に対するアイデンティティ。
そんなの逐一取り入れたらまたわしはつまらない大人になる。
支援を続けることはそのこととの戦いでもあった。人との戦いではないよ。自分自身との闘い。
仲間がいたから救われた。多くのスタッフの存在はもちろんだけど、ガル憎くんの存在はデカい。わしのほうが八歳年上だけど、たまに兄貴な感じで接してくれる(笑)
わしは未だに感情をあらわにするから、いいときはいいけど面倒臭い時は面倒臭いだろう(笑)
これからも支援は続けていくだろう!
ハードコアパンクと同じく血肉になってしまったから。
世の中を斜めに見ることからはじまったワシのハードコアパンク体験が勧善懲悪な支援、そして神楽を通してハードコアパンク体験以前の初期衝動を呼び覚ましてくれる!

まだまだ人生道半ば。
これから何があるのだろう?
誰と出会えるのだろう?
楽しみでしょうがない!!
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