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Death side

今回
to future gigに招聘する
バンドだ!

Death sideは
デスサイドと
カタカナで書くほうがしっくりくるのでカタカナ表記でかかせもらいやす!!

オリジナルメンバー
イシヤとゆうくん、そしてチェルシー!
今回はチェルシーを通してデスサイドについてかかせてもらうね。

とにかくスゲェバンドじゃったわ!

当時組んでた愚鈍と同世代のハードコアバンドはスゲェバンドが多かったんよー!

デスサイド、SOB、システマ、deadless mass、So What、Outo、鉄アレイ、ディスアレイ、Confuse、グリフィン、ナイトメア、メス、Cruck、Rapes

などなど
東京大阪を中心に日本全国群雄割拠の時代!
ガーゼ、ギスム、リップクリーム、ガスタンクと
少し上の世代をリスペクトしながら
超えてやろうと息巻いてた昭和40年以降の世代!

その中で異端ともいえるサウンドを出してたのがデスサイドだった!

ポイズンのチェルシーがつくりあげた
ギスムとはまた違うメタルコア!!

チェルシーと同世代だからわかるのたけど
アイアンメイデンなどの
NWOBHM
の影響と国内メジャー初のパンクロック
亜無亜危異や
めんたい
モッズにルースターズ
そしてラウドネスなどの日本メタル黎明期のバンド群の影響も受けたろう!
高中正義などのフュージョンの影響もあると思う。
その中に突如生まれ出たDISCHARGE!
それは音楽界の中で
異端のハードコアパンクとしてメディアには一切無視されながら世界中に遺伝子をばら撒いた!
そしてそれに呼応するかのごとく現れた日本のハードコア!そしてインディペンデントシーン!
わしもそうだったように
チェルシーもここに一番影響を受けたとおもうのだ!

そして、それらを全て融合したかのような
メタルコアサウンドを作ったのがチェルシーだと思う!!

パンクロックでありメタルであり
ノイズコアであり
プログレ

まさに天才だ!
同世代の奇跡だ!

同じく同世代の自虐は秀才!

そこに凡才のワシがおるわけだ(笑)
このふたりのおかげで
いまがあるとおもってる!

目の前で繰り広げられるふたりの才能によるハードコアの曲作り論。
リズムはこうだよね。
スラッシュ的なツタツタはもうダメでしょ?
もっと速く聴かせるにはスピードだけではダメだよね!
速さより疾走感が大事だよ!
それからリフや構成の話で盛り上がる!

そんなん目の前で聞かされりゃ
嫌でも影響を受ける。

チェルシーはどんなん聞いとるんや?
それについてあれやこれや詳しく教えてくれる。
知らないバンドがゴマンとでる。
広島はわしは少し前のブーム追いかけてるなと実感。

とくにおもったのが
イングリッシュドッグスの3rd以降の素晴らしさを語ったチェルシー。
通常は初期の12インチが名作とされる。
これ以外は認めないファンも多いだろう。
わしはたまたま1stアルバムを買って知ったから
メタルコアになったドッグスもあり。
だけどそれ以降はプログレすぎて聞けなかった。
チェルシーはそれがいいという。

デスサイドには、そういった部分が導入されてるんだな。
Aメロサビのツーパターンではない変化に富んだ、ロックフルな構成、メロディアスなソロ。
イントロから始まる起承転結な世界観。
いわゆる様式美とも言えるハードロック、プログレの世界。
当時はハードコアとしてはアンチな存在の様式美。
それらをぶっ壊したところから再生される初期衝動!
それこそがハードコアの筈だったのだが、チェルシーは既に血肉と、なっていたのだろう。
削ぎ落としても、削ぎ落としても
デスサイドにはその世界観がつきまとう。
その世界観こそ、ほかのハードコアにはなかった、チェルシーワールドなんだぜ!!

その世界観が炸裂したのは
セカンド
Bet on the possibillity
ハードコアにはあり得なかった
トータルアルバム!
曲の雰囲気からジャケットまで
ひとつの物語性により、統一された世界観はまじ凄かった!
サウンドも当時流行ってきたネオハードコアと、勝手にリンクした次世代のメタルコアサウンド!
決して時代に迎合したわけでなく勝手に時代がデスサイドに追いついてきた現象を多くのラウドファンが実感したのではないか!

ひとつのテーマを主軸とした名作セカンドアルバムに、先述の高中正義の発表した虹伝説と同じシンパシーを感じたんだぜ!
わしも高1のときこのアルバムを聴いて、いつか作りたいとおもってたトータルアルバム!
高中正義の奏でる映画のサウンドトラックのようなストーリー性に満ち溢れた世界観に憧れていたんだ!
一方で、すぐあとに、その完成された世界観を壊す快感もハードコアで味わったから難しいところだけれども(笑)

その合間見えることのない両者を合わせたのが
Bet on the possibillity
なんだ!

その中に収められた新曲を初めて聴いたのは愚鈍ラスト2デイズ出演のデスサイド!
やられた!
またチェルシーに時代を先取られた
とおもった!
自虐にはバスタードでいつもやられてた!
このふたりと同じことしてたら
いつまで経っても抜けれないとおもって、早い曲を捨てミッドで対抗したんだ!
それがいまのオリジンのベースになってる。

こうやってわし以外のメロディーメーカーも、チェルシーに影響を受けて日本のハードコアが形成されていったんだとおもう!

日本のハードコアが他の国と違うのはデスサイドがあったから
これはデカイことだ
他の国にはもちろんデスサイドはないからね

(続く)