きのう
7月3日
被団協へ
坪井さんのインタビューへ行きました。
はじめてインタビューしてからもう10年になるかな?
毎年力強い言葉をいただいてきました。

ここ数年はお体がめっきり弱くなられて
杖を突かなければ移動もままならぬようになり
「行動あるのみ!」
の坪井さんもご公務を全うするのがギリギリな
わしらのようなインディーズメディアのインタビューにお時間を割いてもらいました。

スタッフから手短にお願いしますと言われていたので、何点かシンプルに質問しました。
そのひとつ
8月6日登校日廃止の件について伺いました。

to future gig 2017

広島市条例により、8月6日を教員は休日とすることで、登校日を取りやめるとの記事を見たからです。

8月6日を休日指定にする動きは随分昔からありました。

今回の市役所職員ならび市教員の休日指定自体はとても良いことだと思います。

日曜平日を問わず、休日に指定することで8月6日について考える意義があってのことでしょう。

しかしながら当の子供はどうでしょうか?


自分の経験でいえば大事な日なのはわかるけど夏休みに学校へ行くのは正直いやでした。

でもいざ学校にいって映画をみたり本を読んだり、体験者のお話を聞いたりした帰り路はなんとなくですが平和について考える自分がいました。

それは決して悪いことではないと思うのです。


坪井さんも言っておられました。

大人になってヒロシマを知るのと子供の頃に知るのは全然違うと。

純粋で多感な時期に戦争はあってはならないということと、自分が産まれたヒロシマについて知ること。

それはとても大事なことだと思うのです。

大人になれば変に物分かりがよくなり、戦争は必要悪かもとか、血を流さない平和などないとか、はたまた経済優先、人命軽視といった間違えた考えをつけてしまいがちですからね。

まずはこの世から戦争を無くす!被害者を二度と生み出さない!平和になるためには?

という根本の考えは若い頃に持つべきだと思うのです。

子供のころに、その考えを持ってしても流される大人が多いのが現状ですからね。

その変な物分かりの良さで、クレームを恐れた教育委員会や学校は昔とはまったく別のものに変貌したように思います。

坪井さんはかつてピカドン先生と言われた教員でした。

ケロイドが残る姿を隠しもせず、生徒に堂々と被爆について、ヒロシマについて語っておられたと聞きます。

歯に着せぬものを言う方ですから同僚や上司からは、異端視された時期もあったでしょう。

それでも校長先生までなられた方です。


坪井さんは、言っておられました。

学校単位で無理なら教育委員会が主導となって平和教育をすべきだと。

8月6日に限らず、平和教育をどんどんやっていくことがとても大事だと。

熱く話されるその姿はピカドン先生そのままでした。


しかしながらいま学校にピカドン先生はいるのでしょうか?


ひと世代以上下の後輩に聞いたこともあります。

学生時代、先生が主義主張をいれて平和教育に、はだしのゲンを入れてたので胡散臭かったと。


まだまだ素人のわしの意見なのですが

まずは先生が平和教育を受けてみたらどうですかね?

子供のころに培った

絶対悪=戦争

絶対悪=核兵器

という根本的なものを

もう一度思い出してみたほうがよいとおもいます。

それは教育委員会のお偉さんも同様にね。


大人になっていらない垢がつきすぎてるとおもいません?お互いに(笑)


そして当の子供に登校日について

聞いてみませんか?

そのための学級委員だったり

生徒会だったりがせっかくあるんですからね。


それらは、子供の自主性に委ねる役目を果たしてると思うのです。

登校日廃止を学校や市が決めるものではないとおもいます。



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