さて、ブルームの公式:
「モチベーション=努力に応じた報酬予測 x 報酬の価値・魅力」
の続きです。


部下の業績悪化や子供の成績悪化、スポーツでの成績下降などが、モチベーションの低下から生じている場合、この公式にあてはめて考えてみてはいかがでしょう。

例えば営業職で、3カ月で1000万円の売上計上が必要だとします。
つまり1ヶ月あたり約340万円の売上が必要です。

そして月340万円の売上獲得には月40件のアポが必要だとします。
3カ月で120件のアポです。

部下の方がもし、「月40件のアポ?そんなのムリムリ」と思っていたら、「
努力に応じた報酬予測」はマイナスに振れるでしょうね。
当然、モチベーションもマイナスですね(汗)。

それなら打つ手は決まってきます。
どうやったら月40件のアポが可能か、一緒に考えてあげるといった事が考えられます。

そこで怒ったり叱ったりするのがダメとは言いませんが、
努力に応じた報酬予測」を本人が持てないならば、怒る叱るはムダになる可能性大です。

次に
3カ月で1000万円の売上計上」がどんな価値や魅力を保有するのか。これをしっかり本人に認識させないと、ヤバいですよ。
でないと、やっぱりモチベーションがマイナスに振れてしまいます。

だって自分にとって価値や魅力のない仕事に、やる気を感じるハズがないから。

そもそも売上目標なんて突然落ちてきた隕石ぐらいやっかいなもの、みたいな認識の人って結構いるんじゃないかな?

いや、そうではなく、売上目標達成には物凄く意味があるんだよ!素晴らしいことなんだよ! と理解してもらう必要がありそうですね。

ベタですけど、
「部長や役員からも称賛されて、一目置かれるよ!」とか。「間違いなく君は営業として大きくレベルアップするよ」とか。

基本、その部下が喜ぶものを選ぶ必要はありますけど。
「焼肉か寿司、どっちか一つ、おごるよ
」とかね。価値があるんだと分かれば、それでOKだと思います。

ここまでやれば、「
努力に応じた報酬予測 x 報酬の価値・魅力」=高いモチベーショントなる確率はかなり高いハズですね。
上司は大変ですけどね。でもそれが、上司の仕事かも。

そして、上司にそこまでやらせることなく、自分で達成するプロセスも、達成したあかつきの価値・魅力も把握している人は、
モチベーションも持続するし、目標達成し続ける人になる可能性が高いですね。

会社にいながらにして自立している、稀有な人ですね。
そういう方が、ホントに優秀な社員なのではないかと、個人的には考えております。

いずれにせよモチベーションが低下気味なら、
「モチベーション=努力に応じた報酬予測 x 報酬の価値・魅力」
に基づいて現状をチェックすると、打開のヒントになると思いますよ。