久しぶりに、本編に戻って記事を書きたいと思います。

さて、やりたい事探しには大変参考になる、キャリア理論があります。

アメリカのクランボルツさんが提唱した、「計画的な偶発性理論」。

個人のキャリアの8割は予想していなかった偶発的なことによって決定される。
その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方です。

ということは...ちょっと待って下さいよ。8割の人が、偶発的にキャリアを決めてるってことですよ!!

どんな仕事を選ぶかが、偶発的に決まってるのなら、やりたいことじゃない仕事をしていて違和感を持っている人が多いのもうなづけます。

つまり、自ら意図的に納得して選んだわけじゃない。

人は、そう感じた瞬間に、おかしい!もっと納得するようなプロセスで仕事を決めるべきだった!! もっと納得できる、充実する仕事があるはずだ!なんて考えると思います。

ところが、納得できる、充実する仕事を見つけるのが難しいわけです。

そもそも、そういう類の仕事は、本人がやりたい事だとか、好きだとか思うもののはず。

ところが、そのやりたい事や好きな事がハッキリしていなかったり、あるいは無理だとあきらめていたり、そんな仕事では食えないと思ってたりする。年齢的に無理だとか。

ということは、「納得できる、充実する仕事を見つける」というのはハナから困難なこと。
(だからこそ、やりたい事や好きな事を発見し、仕事にする方法を私は提供しようとしている訳ですが。)

そんな困難なことは簡単に解決できるものではない。
ならば、「仕事やキャリアと、偶然に出会う機会を、積極的に作り出してしまえ!」

簡単に言うと、計画的な偶発性ってそういうことだと思います。

ただし! 誤解の無いように言っておきますが....

むやみやたらと転職をお勧めする、という意味ではありません。それはそれでリスクの高い行為ですから。
(ただし中には、そのリスクを知った上でやってしまうツワモノもいます、それは本人の意図的選択だから大丈夫だと思われます。)

また、「数をこなしさえすれば、結果がついてくる=理想の仕事や天職に出会える」という意味でもありません。似ているようで、ちょっと違うと思います。

実は、計画的偶発性が生じるには、下記の行動特性が必要となる場合が多いとされています。

1)好奇心  2)楽観性  3)柔軟性  4)持続性  5)冒険心

これが結構、ミソなのです。

たとえば、4)持続性が必要なこと。

たとえば仕事で何らかの結果を残したり、手ごたえを感じたりするようになるには、時間が必要ですよね。そうなるまでは時間が必要です。でもその前に投げ出してしまったら?

つまり、結果が出る前に投げ出すようなら、いくら数をこなしても効果はありません。

1)の好奇心も大事です。
「自分が好きなもの」って何だろうと考える時に、これまでの考えの範疇や狭い視野の中だけで決めていないでしょうか? あるいは、今の仕事はつまらないと決めつけ、好奇心を持つのを止めていませんか?

そう、好きなものへのアンテナの感度を高め、視野を広げていくことが必要です。
(以前私がブログに書いた、「好きなものを好きと感じる回路」も、ほぼ同じ意味です。)

「好きなものを好きと感じる回路が錆びついている」

ということは、自己理解や自己分析を深く行ったり、世の中の仕事について詳しく調査したり、実際にバイトやインターンで体験してみたりする、っていうことを含むわけです。

1)や4)の要素が抜けていた場合、「数をこなしたけど結果が出てこない。やりたい仕事に出会えない。」という状況が生じるのは、しょうがないことなのです。

ある意味、数をこなすというよりは、真逆かもしれません。

出会った仕事が大変でも、辛くても、違和感があったとしても。

好奇心を持って、楽観的に考えて、柔軟に対応しながら、持続してみて、時には困難なことややりたくないことでも、冒険心を持って挑戦してみる。っていうことですから。