どうもこんにちは、もッ!です。
いつも写真ばかり上げていますが、今回は趣向を変えてクルマのDIY記事を書いてみようと思います。写真と同じようにクルマも大好きなんです。
我が家のかわいいVitzちゃんを…
ずっと前からドライブレコーダーをつけようつけようと思っていたのですが本体+工賃で結構お値段が張るので敬遠してて気づいたら6万キロ… ですが、ニュースで伝えられた東名高速での事件をきっかけに、もしものときやっぱりあったほうがいい!と思い購入に至りました。
しかしやはり業者に頼むとなると高い! でDIYならどうかと思い、調べたら意外と簡単そう! ただVitzでの取り付け例は全然ないので微妙にわからないところがある。というわけでいろいろな方のブログ等も拝見しつつビクビクしながら頑張ってみました!
ちなみに我が家のVitzはMT仕様のNCP-131という型式ですが、2010年12月以降の年式のNCP-130であれば内装の作りは一緒なので、同じ手順で問題なく取り付けが可能です。
かかった時間は試行錯誤も含めて1時間ほど。かかった費用はケーブル類で1500円、工具類で1500円ほどです。
電源を取れる場所等は車種により違いますが、ドラレコの作りや基本的な取り付け方は同じです。同じように悩んでいる方々の一助になればと思います。
大まかな流れは、①作業をしたり、ケーブルを通す際邪魔になるカバー類を外す、②フロントガラスにドラレコ本体を貼り付ける、③ヒューズから電源を取る、④別々に施工したパーツを繋ぐ、⑤配線を隠して外したカバー類を元に戻す、と言った感じです。
最初に念のため用語の確認ですが、深く考えないでください。
ヒューズ…クルマの電気回路を過電流から守るための部品。電気が流れているところなので、ここから追加の機器のプラス側に電気を引ける。
ヒューズボックス…ヒューズがびっしりと詰まっているところ。
ボディアース…クルマの電気回路のマイナス側。金属部品を繋いでいるネジなどを利用する。
今回使用したパーツ類はこちらです。
全部エーモンのもので、「電源ソケット(プラグロックタイプ)」「低背ヒューズ電源(7.5Aのもの)」「ターミナルセット」「検電テスター」です。
このほかラジオペンチ、スパナが必要です。
取り付けるドラレコはユピテルの「DRY-ST3000P」です。通販限定モデルでそこそこな機能がついていながら1万円ほどで購入できます。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07149T2BB/ref=oh_aui_detailpage_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
では取り付けていきます。
まずはドラレコの取説を読んで、フロントガラスに本体を設置します。
適当に貼り付けてケーブルを挿すだけなので割愛しますが、なるべく視界に入らないミラーの裏とかにつけると良いですね。また、クルマに最初からついているアクセサリーソケットから電源を取り、画面上でどの範囲が録れているのかを確認しながら設置すると失敗がないと思います。
ドラレコを設置したら配線を隠していきます。フロントガラスと天井の間には隙間がありますのでここに押し込んでいきます。
フロントガラスの端まできたら、今度はドアのゴムとピラーのカバーを外します。このゴムは下方向に向かって引っ張れば簡単に外れます。ゴムを外したことによってできた隙間に手を入れてピラーのカバーを外します。これまたポコッと簡単に外れます。
次にグローブボックスを外します。赤丸で囲んだところの爪を摘んで外し、本体両側の引っかかっている部分も内側に押し込めば外れます。
次にヒューズボックスにアクセスできるようにカバーを外します。助手席足元グローブボックスの下の潜り込んだところにカバーがあります。これの爪3箇所を外して手前に引っ張るとカバーが外れます。
今度は、ドラレコの電源ケーブルをピラーに沿わせてヒューズボックスの近くまで通していきます。
電源プラグがデカくて重いので、上から垂らせば引っかかることなくスルスルと空いている空間に降りてきますので、手を突っ込んで引っ張り出します。配線ガイドなるものも販売されていますが、今回は全く不要でした。
次にケーブル同士を繋げられるように電源ソケットを加工します。
電源ソケットのケーブルに切り込みを入れて裂きます。
白いラインの入っているほうがプラスですので、ターミナルセットに付属しているこのパーツを付けます。
透明のゴムっぽいパーツを先にケーブルに通した上で、金属のパーツを取り付けます。
上の矢印で示したもともとすぼまっている方が金属線と接するように、下の矢印で示したほうがケーブルのゴム部分を噛むように調整します。ターミナルセットに入っている電工ペンチの先っちょ部分でこの二箇所を挟み、固定します。その後、先に通したゴムを上に寄せれば完成です。
次にヒューズボックスから電源を取ります。
先程カバーを外した助手席足元をしたから覗くとヒューズボックスが見えます。このカバーを外すとヒューズがたくさん並んでいるのですが、丸で囲んだ(10Aと5Aの間)7.5Aのヒューズをラジオペンチで引き抜きます。ヒューズには三種類の大きさがありますが、Vitzの場合低背タイプでした。
引き抜いたヒューズの代わりに今回購入したヒューズ電源を差し込みます。ケーブルがつながっている方がボックスの外側になるように差し込みます。
先程作った電源ソケットのクワガタ端子をボディーアースにつなぎます。グローブボックスを外したところから見えるこのネジがボディと金属でつながっています。このネジを緩めたり締めたりするのに10番のスパナが必要になります。
Vitz以外にお乗りの方や、Vitz乗りでも他のヒューズを使いたい方は、検電テスターを使って電源を確認します。
ワニクリップを先程確認したボディーアースに噛ませ、ヒューズの金属部分に触れます。そうすることで、エンジンを掛けた「ON」の状態、電装品だけ使える「ACC」、常時通電「LOCK」の状態のいずれで電気が通るかを確認できます。ヒューズを抜いた穴にもプラスマイナスがあります。両側に触れてみて、電気が通る方にヒューズ電源の電線がつながっている側がくるようにしてください。どのヒューズに触れても反応しない場合はワニクリップを噛ませたところがボディとつながっていない可能性があります。他のネジなどに噛ませてみてください。
今回は何も考えずに7.5Aのヒューズ電源を買ってしまいしたが、「フリータイプヒューズ」というパーツを買えば、テスターで検電してから好きなヒューズと差し替えることができます。
ここまできたら、後は端子同士を繋いでいくだけ。ヒューズ電源と電源ソケットのプラス側を繋いで通電が確認できれば完成です。
もともと使っていたUSBアダプターを挿してみたところ、問題なく通電ランプが点灯しました。このソケットにドラレコの電源プラグを差し替えて固定します。
余ったケーブル類はまとめてグローブボックス奥の謎のフックに掛けておくとスッキリします。
あとは外したカバー類を元の位置に戻していくだけです。
いかがだったでしょうか?電気類をいじるというと敷居が高そうですが、仕組自体は小学生の理科レベルのことです。ドラレコに限らず、追加の電源ソケットやUSB端子を増設したい時、レーダーの取り付け、クルマを買い替えた際の付替えなどでもまた利用できる技ですので、覚えておけばかなりお金を節約できますよ!