ワミは急いでyasushiの携帯電話の番号を探す。
（、、、、あった！）
プルルルル、、、、
「もしもし、、」
「yasushi! 生きていたのか、、」
「ああワミ、すまなかった、、、」
ーー22年前、大金を手にしたワミはアイドルプロデューサーになる、そう決意した。しかし、なにをすればいいのか、どこから手をつければいいのか、なにもわからなかった。ここでアイドルプロデュースを学ぶべく、大金を利用し、大手アイドル事務所プロデューサーのyasushiからノウハウを学ぼうとした。
巨万の富を手にしているワミにとっては簡単な話で、話は快諾された。ワミはyasushiにアイドルプロデュースを教わりながら、yasushiの端正なルックスに次第に惹かれていった。
そして、その一年後、ワミのプロデュースするアイドルグループのデビューと同時期にyasushiと結婚することになる。1人の息子も生まれ、順風満帆な生活を送っていた。息子はyasushiを師匠のように尊敬していた。
しかし、結婚から2年後事件は起きる。yasushiがワミの財産の半分を持ち逃げしようとしたのである。しかしその後、不慮の事故により、yasushiは行方不明。メディアはそう報じたのである。
ワミはその後、新たに別の男と結婚し、自身の連れ子と、その男との間に生まれた娘と暮らしていた。ーーー
「ワミ、すまなかった、、、」
「黙れ！」
ワミは激怒する。
「でもワミ、話を聞いてくれ、、あれはワミ達のためだったんだ、、」
「どうゆうことだ？」
「実は、、、、」