12/24 

朝起きて歯磨きしてトイレを済ませたら朝日を見る為展望台へ。

本当に綺麗だなー。

朝日と言っても山から上がって来るのをみるだけなので既に朝日ではない。

 

その後テントでウダウダして10時頃起きていく。

流石に朝ご飯まではいただけない…

そしたらフランス人女子が「これからガイドと昔の壁画見に行くんだけど一緒にどう?」と声掛けてくれる。

せっかくだし行ってみよう。

 

急いで準備して出発。

オアシスを抜け

崖を登っていく。

途中ロープを使ったり岩をよじ登ったりアドベンチャー。

小屋に入ったのでお茶休憩かしら?と思ったらそこが壁画だった。

 

これは数千年?前のってすごいな。何で消えないんだろう?って言ったらガイドが自分の唾をつけ擦って消えない事を証明。

えー😱そんな事しちゃって良いの!?

そこから結構な急坂を降り

オアシスをまた通り宿に戻る。

 

宿に戻ると遅いお昼ご飯。

一緒に食べなよとオファー。食べ物に困る町なのでありがたくいただく。

 

そこからはまったり昼寝などをして過ごす。

この日も夕食をいただく。

お客さんは私達2人だけ。

 

商店でビスケットとポテチ小ー25ウギナ

ガイド料ー100ウギナ

 

12/25

この日も朝日を見に展望台へ。何度見ても見飽きない。

昨日の服と強風の時に顔を覆ってたスカーフなどを洗濯させて貰う。

そろそろ出発のバスを予約して貰わなきゃ。って話したら「もっと長くいたら良いよ。お金は気にしなくて良いから」と。色々話して頑なに「金はいらない」と言ってくれるので取り敢えず甘える。

この日は展望台で過ごしたり宿の周りをお散歩したり、宿にキャンピングカーで来た人がいたのでその人達と話したりして過ごす。

 

夕食時悪い気がしてテントで寝てたら「ご飯だよ」呼びに来てくれた。

余計な手間をかけさせてしまった…

 

この日はモーリタニア人とドイツ人の夫婦にドイツ人妻の両親が来た。

3年モーリタニアに住んで数ヶ月前にドイツに戻ったけど、両親にモーリタニアを紹介旅行に来て仕事も少しして1月に完全撤退するらしい。

みんなでお食事してたらフランス人女子とヌアクショットで宿が一緒だったと言うアメリカ人が来た。7人でお話ししながら夕食をいただく。

この日はドイツ人達のガイドが気がきく人で食後のコーヒーまでサーブしてくれた。ありがたい。

 

この日はフランス人女子、モーリタニア人夫、ガイドの3人からとある日本人男性の話を聞く。

3年前にモーリタニアでラクダを購入しそのラクダで旅をしたらしい。

3年前に初めて来た時にガイドを務めたのが今日来たガイドさん。

数日前にヌアクショットの宿でフランス人女子がその日本人の彼と一緒になりその話を聞いたらしい。彼はシンゲッティで3日間のラクダトレーニングに入り今回もラクダで旅をするらしい。

モーリタニア人夫が何故彼を知ってるのかは聞かないっちゃった。

多分モーリタニアで一番有名な日本人だね。と言うと「競争しなよ!君はロバを買って旅するんだ。どっちがより有名になれるかな?」と言われた。

それも面白いな。ドンキードンちゃん可愛いし💕

 

 

12/26 

今日ももちろん展望台で朝日鑑賞。

今日はフランス人女子が出発してしまう。寂しい…

ドイツ人達ともたくさんお話ししたので寂しい…

みんなを見送り今日は山の中腹、村が上から見えるところまで行き過ごす。

この景色全然見飽きないな。

 

しばらく過ごし帰るとオアシスでダラダラしてるアメリカ人。

ここもだらけるのに最高だよね。

 

今日はいつもより暑い…宿に戻るとプールの水の入れ替えしてる。

新しい水なら入ろうかなと水着に着替えプールを楽しむ。

ボクシングデーに90%砂漠の国の砂漠でプールに入ってる…何だか不思議。

プールでまったりしてたらまたオーナーが昼ごはんだから上がって来いと呼びに来てくれる。お腹グーグー鳴ってたんです!

今日はラクダの炊き込みご飯。とても美味しい。

本当にこの宿のご飯は全部美味しい。この宿最高!

 

お昼ご飯が終わってお茶を飲んでたらアメリカ人が戻って来た。

明日シンゲッティに行くから壁画をこれから見に行くと言う。

絶対ガイドが必要だよ。と言ったが1人で行ってみると…

道覚えてるか確かじゃないけど私で良ければ案内しようか?と行ってみることに。

でも早速道がわからない…取り敢えず登るの。と崖を必死に登る。

頂上着いたけどこんな所じゃなかった…散々探したけど見つけられなかった…

申し訳ない…

初日にいたフランス人のおじさんが四年前にガイドと一緒に行き見て、今回友達を連れガイドなしで行って見つけられなくて悔しがってたと聞いたが、私も同じ気持ち。私はたかだか2日前。

日没の時間になり諦めて宿に帰る。

 

宿は凄い人で賑わってた。

3家族にバッパー2人組。バッパーの1人は日本人男性。

この旅2人目の日本人。

 

夕食もテーブルがいっぱいでこの日は宿の人達の夕食をいただく。

もうスタッフサイド。

ぐうたらばかりせずに少しはお手伝いでも始めましょうかね。

 

夕食前に宿主ジャマールと翻訳機でお話。

12/29に自分の車でヌアクショットまで行くと言うので一緒に乗せて行ってもらい、ヌアクショットで換金後にお支払いで落ち着く。

ヌアクショットで換金出来れば良いけど…って話だけど銀行に行けばきっと大丈夫!

 

この日から水難民。水が欲しいよー。

 

12/27

朝あれだけいた人が私以外全員チェックアウト。

バッパー2人もチェックアウト…

ヒッチハイクで旅してるってドヤってたけど私から見たら旅してるんじゃなくてヒッチハイクしてるんだよね?せっかく来て宿だけで移動って何しに来たの?

 

宿の人たちとのんびりしてたら食事係の人が米のごみ取りを始めた。

ここでは米を調理する前にゴミ取りから始めなきゃいけないんだ。

日本は無洗米すらあるもんね。何から何までお膳立てされてる。

一緒にごみ取りすると任された。はい、頑張ります。

米一粒も無駄にしないよう慎重にゴミを取る。そしたら食事係が戻って来て大雑把に米ごとゴミを捨てて行く…そんなに大雑把で良かったの?

それが終わったら今度は外で野菜の皮剥きが始まった。

呼ばれ水を入れて来い、ボールを持って来い、また水持って来いとこま遣い。地面に置いたボールに玉ねぎを落とし入れたら飛び出して土だらけになったので水で洗ってボールに入れてあげたら次からボールに入れる野菜を私に渡して来るようになった…

その次はノールックで玉ねぎをみじん切りしながら私に金の無心。

「マネー。500」と手でお金のジェスチャー。

それでお金が貰えると思ってるの?ここの支払いにも困ってる私から?

 

調理の準備が済んだら洗濯してサッパリって思ってたらお昼ご飯。

やったー!お腹グーグー鳴ってたんです。

今日はカレーみたいなの。スパイスが結構効いてて美味しい。

本当に何食べても美味しいなー。

 

その後もウダウダーってして、喉が渇き流石に命が危ないと思い水を買いに行く。意外にも高過ぎることなく購入。宿に戻ったら暑すぎるのでプールに入る。

1時間くらい入って体も冷えて来たので出るとお客が来始めた。

 

宿の準備をぼーっと眺める。

8人分の豪華な準備が始まる。何事?

ドイツ領事館の人達の家族旅行だって。やっぱりお金あるのねー。

 

食事係に誘われどこかへ。腕を引っ張られ連れて行かれたんだけれども…

どこに行くのか聞いても通じないしただ着いて行く。

でも私パジャマにビーサン…どこに行くのか不安…

結果オアシス。

歩いてる時は携帯を持たされここでも「水持って来い」と言われ数m先の小川に水を汲みに行き持って行くとオシッコしてる…陰部を水で洗い顔と頭を洗いだした。その後も4回水を汲みに行かされ最後は足に水を掛けながら足を擦れとジェスチャーで言われたのでそれは拒否。そしたら帰ると歩き始めた。

本当に私を何だと思っているのか…そして何でここに来たのか…

一番気になるのは毎回排泄後手で陰部を洗った後そのままなのか…

あの手で料理し食事を食べ、食事中は手で肉や野菜をちぎりみんなに回してる…

インド人は食べる時は普段使いしない方の手で食べる様使い分けていると聞く。インド人の方がよっぽど清潔観念がしっかりしてる。

嫌なものを見てしまった。

 

それでも夕食は美味しくいただく。

今日はスパゲッティ。

もう客様のテーブルにもつかないので宿のスタッフと思われてるんだろうな…旅人達とお話ししたいな…と後ろのスタッフ席から眺める。

 

水2本とコーラの細缶ー55ウギナ

 

12/28

 

今日も宿でぐうたら。

10時くらいに連れられて来たフランス人2人組、その人達と入れ替わりでイギリス人2人組がチェックアウト。

毎日人を見送るのも寂しいもんだ。

 

また少し洗濯して干したらポーランド人カップルが入って来た。

お茶したいとのこと。

色々と聞かれるので一緒に座る。

他の宿に泊まってるけど他に宿泊者がいないので旅人と話がしたいと入って来たらしい。それならと朝到着したフランス人と5人でおしゃべり。私達がモーリタニアで経験した事を話すと次の目的地が決まったようで「こういう話ができる所に泊まりたかった。一番最初の宿に決めたのが悔やまれる」と言っていた。確かに他の旅人と話すのって大事だよね。情報もオンタイムだし。

 

それからも宿のスタッフとのんびり過ごしていると今日も続々と宿泊者が到着。本当にクリスマス以降旅行者が多いしこの宿人気。この町でこの宿だけ賑わってる。

フランス人女子が日本語で挨拶して来た。

高校で日本語を勉強して日本に興味が出たらしい。

その後もおしゃべり。

何とガイドだと思っていたモーリタニア人は彼女の義理の父。

母親は四年前からモーリタニアに住み、クリスマスを一緒に過ごすのに来たらしい。まー意外。ツアーも兼ねていて子供3人の家族と一緒に移動している。

 

ツアーで次はどこに行くのか聞いたら国立公園と言うので行きたいけど公共のバスは無いから個人で難しいらしいねー。と話したらジョインしたら?と言ってくれたので値段次第と返答。

その夜残り二泊三日で€300と回答が来た。ないわー、私この2週間で€130くらいしか使ってないよ。そしたらちょっと怒り出した。何故怒る?値段次第って言っておいたじゃん…いくらなら行くの?と聞かれたので適当に半額?と言ったら「不可能」と。よかった、よく考えたら€150でも高いじゃん。

 

明日は宿主の車でヌアクショットへ行くから良いよーって思ってたら宿主から「予定変更。明日はヌアクショットには行かない。31日に行くからそれでも良ければそれまで宿代は気にせずいて良いよ」と言われたのでまだここにいるのか…でもただならその方がいいねと了承。

予定は未定。バッパーの私には問題無いよ。

 

12/29

 

いつもの様に展望台で朝日鑑賞。

昨日話したスイス在住の中国系フランス人家族が上がってくる。

とっても穏やかでいい家族。

 

宿に残る昨日の朝到着のフランス人2人組の1人とまったりお茶を飲んでいると昨日ツアーの話をしたガイドが「今日は別のオアシスに行く。僕たちからのギフトだから一緒に来ていいよ」と言われた。昨日チェックアウトして行ったイギリス人が言っていたオアシスの事?歩くと片道4時間って言ってた!そこにタダで連れて行ってくれるの!?ありがとう!と着いて行く。

 

女の子はとっても良い人だけど母親は起きて来た時から不機嫌マックス。周りが気を遣うが不機嫌なおらず…私も不機嫌が態度に出る人だから気を付けよう。その母親、車の中でも不機嫌。話せば喧嘩腰に聞こえる…娘が「フランス人の話し方。女性はこう言う人多いよ。でも喧嘩してるわけじゃ無いから心配しないで」とフォロー。娘は反面教師かとっても穏やか。

 

ツアーといっても車に乗って移動しただけ。

砂漠を走りホワイトバレーと呼ばれる所を通りモーリタニアで一番高い砂丘を通り砂漠の中のオーベルジュでお昼ご飯。茹ですぎパスタにソースをかけていただく。

ここの宿で一緒に電車に乗るつもりだったスペイン人と再会。

生水を飲み体調不良中。2匹の犬は私を忘れ吠えて来る。

サンドイッチあげたのに忘れたの?😢

 

ご飯が終わったらオアシスに行くってと言われたので楽しみにする。やっとツアーの目的地に!

何だか見慣れた景色になって来る…

ん?ここテルジットじゃない?と思ったらいつも行ってるオアシスに到着。

えー他のオアシスに行くって言うから楽しみにしてたのに…

まー仕方ないのでそこでまったり。2時間くらい?

 

宿に帰るとまだ宿主がいない。どこに行ったのかまた聞いてみるとヌアクショットにいるよと。ナヌーーーーーっ!?何故そうなる?

宿主息子に翻訳機能で聞いたり説明したり…

でも宿主はすでにヌアクショットにいる事実は変わらない…

バス代は宿主が払うからバスでヌアクショットまで行ってと言われていると息子。向かう車についでに乗せて貰うのと料金を支払って貰うのは違う話。

良いですよ、バス代は自分で払いますよ。でも現金問題。ヌアクショットで換金後宿代払う予定だったのに一緒に行かなくなったらヌアクショットで本当に会えるのか心配。ここの支払いはいくらになるのか電話で聞いて貰った。

「宿250/夜、夕食250、朝食100」と…

ちょい、ちょい、ちょい…

宿200って言ってたし、食事代は取らないから食べろって言われたし、だから客側じゃなくてスタッフの食事を提供されてるんだと思ってたし、2泊って言ったのにチェックアウトの話をする度にお金は気にせず好きなだけいて良いよって言われたし、何なら昨日の夜もそう言ってたじゃん?私が意味を勘違いしてたのかな?

真意を確認して欲しいと言ったら「払いたい額だけ払ったら良い」との返答。

あー一番嫌いなやつ…こっちから値段を決めて払うの苦手。いつも最低額を目指してるから私の希望額言うと鼻で笑われる。これは困った…

そこへ今日ツアーに行ったガイドが夕食だよと呼びに来る。

昨日の夜通訳もして貰ったから彼にもこうだったよね?と確認。確かに宿主はそう言ってた、と言ってくれたけど所詮ただのガイド。彼が聞いてたからとどうにかなる訳ではない。とりあえず夕食食べろと言うので、お金払ってまで食べたい食事じゃないし、タダでも客側の食事を食べるのは悪い気がする。でもそこにいる皆んなで「気にするな、食え」とプッシュして来るし他の人達待ってるし席に着き食事をする。

 

食後娘が気を遣い話を聞いてくれる。

そこへ母親が明日からのツアーに一緒に行くのか確認に来る。内容を再度確認。昨日2泊3日って言ってたのに今日は1泊2日と…そしたら国立公園で寝るだけじゃん。半日くらいしか見ないの?それで€150は流石に高すぎでしょ。と断る。そしたら今日のツアーもその値段に入ってるからツアーに参加しないなら今日の分€30払えと言って来た…

今日車に乗ってただけで何もしてないよね?マジで言ってるの、この人?

母親は英語が話せないので娘が通訳してくれるけど、娘が私に気を遣い過ぎて可哀想なくらい。ごめんね、クレイジーだよ。って言ってくれるけど彼女は何も悪くない。返って気を遣わせて申し訳ない。

 

今日は予定を決めてたけどタダって言うからツアーに行ってみた。有料なら行かなかった。しかも行っても何一つ楽しい所じゃなかった… メインは既に四回も行ってる近所。でも既に済んでいる事だからノーとも言い難い…

あんなに無理強いして来た夕食も含まれてるのかと思うと腹が立つ。

私が日本円しか持ってないことも知っていて日本円でいいからと言ってくる。くそー。

 

明日バスでヌアクショットまで行くと言うフランス人2人組に乗っかってヌアクショットにとりあえず行こう。もうここにいても嫌な思い出が増えるだけ。

バスの話を聞きに行く。

この2人は全てを知っているのでバスの事を聞いただけで理解してくれた。ツアー代を請求された事、宿主に言われた事を話すと怒ってる。

今日のツアー代はギフトって言われてたのも聞いてるので「払う必要ない、もう一回話し合え。あの母親は嫌な女だからガイドと話せ。とりあえずヌアクショットには一緒に行こう。ネットも私達のを使って良い。ヌアクショットで宿主と直接話してから払えば良い。コミュニケーションに困るなら通訳してやる」と言ってくれる。お金問題って本当に精神すり減る。一番精神状況に悪い。そんな中味方がいるって本当に救われる。娘もずっと一緒にいてくれる。ありがたいな。

 

€30は払うつもりでもう一度ガイドと話してみよう。母親と言ってる事が違う事もあるし。明日フランス人2人組と一緒のバスに乗るよう予約もして貰った。ヌアクショットに行ったら宿主と話そう。言葉の真意を確かめる。納得してからなら気持ちよく払えるし。そして一番は銀行に行き換金。お金の余裕は心の余裕。20年前に心底思い知った。

 

あんなに好きだったテルジットが1日で崩壊。

金の威力、恐るべし。そして人情に救われる。