2019年9月 中3実力テストの結果から考える 続編 | ワンラン日記

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愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
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10月26日のブログの続きです。

他塾の先生方のご協力もあって、9月初旬の実力テストの結果が出揃いました。

 

 

改めて過去2年もアップしておきます。

 

過去2年、岩倉中は江南西部や布袋とトップ争いをしていましたが、今年は水を開けられた形になりました。岩倉南部も過去2年より奮わない順位になっています。どちらも国社が苦戦しています。全国学力テストにおいても、岩倉は国語で平均を下回るとなっていました。外国人の比率等も関係あると思いますが、ちょっと心配な状況ですね。

 

今日私が続編として書きたいのは、英語についてです。これら10校の平均点が33.9点という非常に難しいテストでした。過去2年は40点台でしたし、岩倉中については50点を越えていました。今年の問題は確かに難易度が高く、基礎ができていない生徒はほぼ壊滅状態でした。

 

昨年の理科が似たような状況で、やはり平均点が30点台でした。非公式ではありますが岩倉中の先生方が「受験校中で最高」と言っていたようなので、昨年は44点台の中学でトップだったことになります。今年の英語と似たような状況だったと言えます。

 

そして今春の公立入試、偶然か否か理科の平均点が非常に低い年になりました。愛知県の極一部なので断言まではできませんが、昨年の中3は理科の実力が低い学年だったとみることもできます。この流れだと今年の中3生は英語が全体的に良くないのかもしれません。

 

先日のブログで書いたように、岩倉中では246人中106人。つまり43%の生徒が20点以下だったことになります。10校の平均点よりも高い岩倉中でこの割合ですから、これら丹葉地区の中3生の45%は20点以下ということですよね。いくら難しめのテストとは言っても、大問題ではないかと思うんです。20点に届かない生徒はさすがに「英語やったろうか!」という気持ちが削がれる気がするんですよね。

 

やはり入試問題と普段の授業が合致していないように思います。いくらリスニングが配点の2割を占めるとはいえ、「聞く・話す」の要素が多い授業が中心になり過ぎです。結局「コミュニケーション」という名の遊びに堕ちてしまいます。英文法をしっかり理解し、単語や熟語の暗記を少しずつ進めながら、長文を読めるようにしない限り、今回の実力問題で50点以上を狙うことは困難です。コミュニケーションの部分は英会話教室に任せて、公教育は「読み・書き」に特化するべきだと思うのですがね。結局4つを追ってしまって1つも実になっていない生徒が半数もいるのです。大学入試の話なぞ絵空事の15歳がこれほどいるわけですね。

 

この状況は小5から英語がスタートした学年になろうが、小3からになろうが変わらないと思われます。「小学校英語=遊び」ですから。少し上がったとしてもその分国語と数学が下がる気がしてなりません。これだけ「国際化、グローバル化」と言いながら、現実の中3はこのような状況になっている。これには大きな危機感を抱いています。