HSP・HSCの話を生徒や講師としました | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
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ちょうど1年前の頃でしょうか。

本の宣伝広告でHSPという言葉を初めて目にしました。

 

HSP=Highly Sensitive Person の略語で生まれつき刺激に敏感で、

周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。

HSPの人は日頃からささいなことに疲れやすかったり、人の感情に巻き込まれて苦しい思いをしたり、

頼まれごとに対して断れずに自分のことを責めやすいといった特徴があります。

ちなみにHSCという言葉もあり、HSC=Highly Sensitive Child の意味です。

 

正直ただの性格だと思っていましたし、実は現状もその認識のままでいます。

名前を付けて定義してしまうと、どうしても指導するときに構えてしまうんですよね。

以前から感受性が強く心配性な生徒には、相当に配慮をして今までも接してきました。

難しいのは「私だけ特別扱いされていませんか。私にだけ甘くありませんか?」

そういった所もまた本人が気にしてしまうこと。

でも見方を変えると思慮深い、群れずに一人で取り組める、慎重さがあるなど、

勉強面ではプラスの部分も多いタイプの子が多いので、

プラスもあればマイナスもあると言う捉え方をしています。

 

 

5月くらいに卒業生のHさんがやってきて教えてくれました。

 

「高校でHSPの検査があったんですよ?知っていますか?」

「えっ高校で検査するんだ。一応知ってるよ。Hは傾向が強いって出ただろ?」

「分かりますか?」

「明確に分かる。色々なこと気にして引きずるじゃん。それに他の子が叱られるのも聞きたくないでしょ」

「そうなんですよ。今までもそういったシチュエーションで悩んだことがあります」

「先生もやってみてください!」

「え、どこでできるの?」

「私たちが検査した簡易バーションがネットにあるみたいなので」

 

検索するとすぐに出てきました。

自己分析としては、自分は真ん中くらいの感受性だと思います。

一人でいる時間はそれなりに必要ですが、大勢での場も嫌いではないです。

映画やドラマを楽しめますが、それが元で数日間おかしくなることはありません。

もっと心配しないといけない事柄に対してズボラな面もあります。

 

そして出てきた結果が以下の通り。

 

 

ほぼ想定通りの結果でした。

スコアの値が真ん中くらいなので、平均値に近いのでしょう。

自分自身の感覚とズレが小さいことにホッとしました。

 

高い低いが問題ではなく、自覚しているかどうかが大切な指数であるように感じています。

 

一部の塾生や伊嶋先生ともHSPの話をしました。

何人かは実際にやってみたそうです。

 

困り感を持っている生徒や、お子様の刺激への対応で悩んでいる親御さんは、

一度チェックしてもらい、対応する書籍などを読んでもらうと良いかもしれません。

 

 

※HSPは発達障害とは異なりますが、悩みごとのカテゴリーとしては似ているので、「発達障害を考える」のテーマに分類させて頂きます。