さて今日は統計シリーズの第3弾!
本題とも関係があるので載せてみました。
正直、下の地図を見ただけで正解を出せる人はほとんどいないでしょう。
特に愛知県民で正解できたら「神」認定ですw
4年生の時のことです。
担任の坪井先生が突然問いかけました。
「クラスの中に同じ誕生日の人はいるでしょうか?」
誰かが答えました。
「いないでしょ!365人いたら揃うけど、35人しかいないもん!」
心の中で「うんうん!」と頷くも「うん?」という疑問も生まれました。
「あれっ?SくんとYさんは誕生日同じって言っていたよな」
「去年もクラスの中に同じ誕生日の子たちがいたぞ!?」
「隣のクラスのHくんは俺と同じ12月7日だよな」
365人いなくてももっと同じ誕生日の人はいるもんだぞ!
ただ理由は分からないけど。
結局私は何も発言できませんでした。
「誕生日のパラドックス」という有名な命題です。
23人の人が集まれば同じ誕生日の人がいる可能性が50%以上になります。
40人のクラスであればその確率はおよそ90%になります。
実際の感覚よりもずっと多い値になりますよね。
確率や統計においては、よく見られる気がします。
今朝のランニングクラブは8人の子どもたちが参加しました。
初めて顔を合わせる子もいたので、自己紹介で名前と誕生日を言ってもらいました。
4月23日、4月25日、4月25日、4月27日
5月12日、6月25日、12月15日、3月4日
驚きの4月下旬率!!「奇跡だ!」「運命だ!」と小声で言う子もいました。
8人いた場合に誕生日が揃う確率は7.4%。
したがって「奇跡」や「運命」は大げさではありません。
たった5日間に4人の子が入っているのは、もっと珍しいことでしょうね。
地図の答え:人口当たりの交通死亡事故者率
1位…香川県 41位…愛知県
「間違ったデータを載せるな!」とお叱りの声を頂戴しそうです。
確かに愛知県は交通死亡事故者数が16年連続でワースト1です。
「名古屋走り」など、交通マナーについての評判は悪名が轟いています。
しかしそれを人口で割ると、最も少ない県に入るのもまた事実。
実際の感覚と確率が違って見える1つの例になりますね。